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休み方改革を取り入れましょう!
- 2018/11/24
- ワークライフバランス, 働き方改革
休み方改革とは
皆さん、お休みはしっかり取っていますか?
アメリカのオンライン旅行会社、エクスペディアの調査によると、日本は2016年度と2017年度の有給休暇取得率が先進国30か国中、最下位という実に残念な結果だったようです。
こんな背景も相まって、また働き方改革の一環として、労働者が休暇を取得しやすい環境を整備することを目的として呼び掛けられている取り組みの一つが、「休み方改革」です。
今回は、休み方改革に取り組んでいる企業の事例を2つご紹介します。
事例① 睡眠報酬制度
ウエディングプロデュースを行っている株式会社CRAZYでは、2018年10月から健康経営を推進する福利厚生制度の一環として、従業員の睡眠に対し報酬を支払う「睡眠報酬制度」を導入しました。
この制度は睡眠時間を計測するアプリを使用して連続6時間以上の睡眠が一定期間続くと、最大で1,000ポイントが獲得でき、貯まったポイントは1ポイント=1円に換算され、社員食堂などで利用できるそうです。
この取り組みにより、会社として従業員の生活習慣改善をサポートし、十分な睡眠をとることで集中力を高め、業務の生産性を向上させることを目的としています。
事例② 11ヶ月働いて1ヶ月休む
プロモーション・ブランディングを行っているワヴデザイン株式会社では、2012年から「11ヶ月働いて1ヶ月休む会社」として、その名のとおりの取り組みを実践しています。
ただ、この制度は誰もが無条件に取得することができるわけではなく、休暇中何をするか、どんな利益を会社にもたらすか等をプレゼンし、全員が納得した場合に限り取得が可能なのです。
この制度を利用した従業員の方は、今後の国外の会社と仕事をする可能性があることや、自分自身の仕事の幅を広げるために、1ヶ月の語学留学に行ったそうです。
会社としても英会話のできる従業員がいるということは、さまざまな面で仕事のチャンスに活かすことができ、利益にもつながりますよね。
このような会社への貢献という面も含まれた休暇のため、なんと1ヶ月の休暇中も通常通りお給料は支払われるのだそうです。
より充実した日々を送るために!
休み方が充実してくると、早く休みたい!という気持ちになりますよね。
そこで休みを取得するために、個人がより効率的に仕事をするように創意工夫することで生産性が上がり、ひいては企業の発展にもつながっていきます。
ぜひ休み方改革、取り入れてみてはいかがでしょうか?
<参考>
・ 「有休消化率2年連続最下位に!有給休暇国際比較調査2017」(エクスペディア)
・ 「日本初!「睡眠報酬制度」を導入〜エアウィーヴ社協力による科学的アプローチ〜」(株式会社CRAZY)
・ 「11ヶ月働いて1ヶ月休む会社」(ワヴデザイン株式会社)