全国安全週間や全国労働衛生週間、全国交通安全運動など、ほぼ一年中さまざまな運動があるわけですが、11月には「秋季全国火災予防運動」というものがあります。
2018年は11月9日から15日までの7日間が運動期間です。
オフィスの火災予防はできてますか?
防災、と聞くとどうしても地震について考えてしまいがちですが、火災も災害ですので、きちんと予防・対策をしておく必要があります。
その重点目標として、「平成30年秋季全国火災予防運動実施要綱次」には次のように記載がされています。
4 重点目標
(1)住宅防火対策の推進
(2)乾燥時及び強風時火災発生防止対策の推進
(3)放火火災防止対策の推進
(4)特定防火対象物等における防火安全対策の徹底
(5)製品火災の発生防止に向けた取組の推進
(6)多数の者が集合する催しに対する火災予防指導等の徹底
引用元:総務省消防庁「平成30年秋季全国火災予防運動実施要綱」
上記の中でも、(1)住宅防火対策の推進には、具体的な推進項目として次のように、職場に関連し、なおかつ実施可能なものが多数あります。
・ 住宅用火災警報器の設置の徹底
・ 住宅用消火器を始めとした住宅用防災機器等の普及促進
・ たばこ火災に係る注意喚起広報の実施
・ 防炎品の周知および普及促進
今一度、オフィスの状況を確認してみましょう。
防火・防災管理講習を受けてみませんか
オフィス内の防災備品の確認や、注意喚起、防災についての広報は、比較的容易にできるかと思います。
しかし、せっかくの「火災予防運動」ですので、ここはもう一歩踏み込んで、講習に参加してみませんか?
火災予防に関する資格としては、「防火管理者」「防災管理者」があります。
この資格を取得するために受講するのが「防火・防災管理講習」です。
ご興味のある方は、ぜひ次のURLをご確認ください!
一般財団法人 日本防火・防災協会「防火・防災管理講習」
もし火災が発生したら……
備えをしていても、いつ起こるか分からないのが災害です。
もし、火災が発生してしまった場合、次の3つが重要になってきます。
① 通報
② 初期消火
③ 避難
オフィス内の消火器の位置は皆さま把握していますか?
避難経路はしっかりと確保されていますか?
労働者の安全を確保するのは、企業の義務です。
いざという時のための備え、予防はもちろんのころ、常日頃の労働環境でも危険なところはないか、定期的に確認しましょう!
<参考>
・ 総務省消防庁「火災予防」
・ 総務省消防庁「平成30年秋季全国火災予防運動の実施について(長官)」
・ 総務省消防庁「平成30年秋季全国火災予防運動の実施について(予防課長)」
※具体的な推進項目について、上記よりも詳しく記載があります。
・ 明石市消防局「火災発生時の対応」