鼻水・鼻づまりはどうして起こる?
今の季節、たくさんの方が苦しめられている花粉……。
花粉症はアレルギー反応により、花粉を洗い流すために透明の鼻水が大量に出ます。
風邪のひき始めの時もウイルスを洗い流そうとしてサラサラの鼻水が出ますが、ウイルスや細菌によって炎症が起こっている場合は、ドロッとした鼻水が出ます。
また、炎症によって鼻の中の粘膜が腫れたり、鼻水がたくさん出ると、空気が通りにくくなって鼻づまりを引き起こしてしまいます。
簡単にまとめると、花粉やハウスダスト等が原因の時は、透明のサラサラした鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみが症状となり、風邪が原因の時は、粘りっぽい黄色い鼻水、鼻づまり、くしゃみが症状となります。
鼻水・鼻づまりを放っておくと……
鼻水はすすってしまいがちですが、耳まで到達すると中耳炎を引き起こすこともあります。
かんで出すことが大切ですが、強くかみすぎると鼻血が出たり、耳が痛くなることがあるので注意が必要です。
また、鼻づまりを放っておくと口呼吸になり、のどが乾燥し炎症が起きたり、睡眠不足にも繋がることがあります。
職場でもできる3つの応急手当
仕事中に鼻水が出たり、鼻がつまっているとなんだか集中できませんよね。
そこで、オフィスでもできる応急手当をご紹介します!
① 鼻のツボを押す
鼻にある「睛明」と「迎香」のツボは、鼻水や鼻づまりに効果的です。
睛明は、鼻の付け根の両脇にあり、迎香は、小鼻の左右のふくらみのわきにあります。
-方法-
鼻筋の両側を睛明から迎香にかけて上下にさすります。
睛明をつまむようにしながら押しもんだり、迎香を挟むように静かに押すのも効果的です。
② 蒸しタオルを使う
鼻を温めると鼻孔が広がったり、血流が良くなり、鼻の通りが良くなります。
そして、鼻を温めるには、蒸しタオルが効果的です。
-方法-
電子レンジや熱い湯で蒸しタオルを作り、鼻全体を覆います。
タオルが冷めたら外し、繰り返し行います。
③ 鼻うがい
鼻の内側に付着したホコリ等を洗い流して除去するのを、鼻うがいといいます。
鼻づまりも解消されますし、花粉症や風邪予防にも期待ができます。
鼻うがい用の商品も市販で売っていますが、身近にある番茶と塩でも可能です。
-方法-
コップ1杯の番茶を20℃くらいに冷まし、塩小さじ1/2を入れます。
片方の鼻ずつゆっくり吸い込み、口から出します。
鼻に入れるのが苦手な方は、コットンにしみこませて鼻につめても効果的です。
いかがでしたでしょうか?
ご紹介した応急手当を実践して、上手く鼻水・鼻づまりと付き合っていきましょう!
<参考>
・https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/grandma/201111.html(サワイ健康推進課)
・https://www.sawai.co.jp/kenko-suishinka/tsubo/201402.html(サワイ健康推進課)