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会社を辞めようとしている人に言いたい、ちょっとお節介なこと
- 2017/2/21
- メンタルヘルス, ワークライフバランス, 健康管理, 労働環境
会社を辞めたいと思ったとき、あなたはまず、何を考えますか?
会社を辞めたいと思う理由は、人それぞれでしょう。
自分の好きなことを仕事にしたい……。
もっとお給料の良い会社に勤めたい……。
休みがしっかりとれる会社がいい……。
今の仕事が自分の将来になんの役に立つのか……。
ハラスメントを受けている……。
日々のストレスの中、さまざま理由で会社を辞めたいと思う瞬間があります。
そう思ったときにすぐに退職を選択する人とそうでない人がいるのではないでしょうか。
年齢によっても選択肢の幅は異なり、若い人ほどもっと自分に合った生き方を見つけたいと考えるものです。
「人生は一度きり!」と思って勢いだけで辞めてしまい、後々「こんなはずじゃなかった……」と後悔しないためにも、退職する前にしっかりと考えておく必要があります。
次の仕事がすぐに決まると思ってない?
「とにかく今の仕事を辞めたい! 退職してゆっくりしてから転職先を探そう」と思ったのに、実際はなかなか自分の希望する仕事に就けないことはよくあります。
会社を辞めた後に自分の納得できる転職先を探し始めようとすると、就職までに思いのほか期間が空いてしまい、採用段階で不利に働いてしまうこともあるのです。
新卒採用であれば、研修などもしっかりと受けられる場合が多いですが、中途採用は即戦力を求められます。
就職までのブランクの期間が長くなると、ブランクの理由を心配されたり、その期間が長ければ長いほど現場から離れていたと判断され、即戦力としてみなされなくなります。
そうすると、最初は会社を辞めたことで自由を満喫できていたのに、だんだん仕事をしていないことへの不安を感じるようになり、ついには無職であることへのストレスを感じるようになってしまいます。
人間関係で辞めようとしてない?
仕事を辞める理由で一番多いのが、「人間関係や社風が合わない」というもの。
人間関係の問題は、自身のコミュニケーションスキルを鍛えたり、臨機応変な対応能力を磨くことで解決する場合もあります。
また、何十人、何百人といる会社ならば一人や二人、うまくいかない人がいることは当たり前と考えるほうがよいでしょう。
何度も人間関係や社風が合わないことを理由に転職をしていると『実はあなたにも問題があるのでは?』と採用担当者に思われてしまいますので、気をつけたいところです。
現状から逃げたいだけでは?
目の前の嫌なことから逃げたい。ともかく楽になりたい。
これが会社を辞めたいと思う理由になっている人も多いようです。
今後何をしたいのか、将来どうなりたいのかという目指すべき自分像が明確であれば、目の前の状況で踏ん張ることができますが、それが明確に描けていない人は、目の前の状況を簡単に解決する方法を考える傾向にあるようです。
給料ダウンを想定してる?
今までの役職を評価されての転職やスキルアップの転職であればよいですが、未経験分野へキャリアチェンジする場合は、一からのスタートとなり、給料が下がるのは当然だと思ったほうがよいでしょう。
そして、自分はそれでも納得できるのかを考える必要があります。
また、会社によっては、これまで携わった分野の仕事であっても、まずは試用期間として多少条件がダウンしての入社になることもありますし、一から認めてもらうための行動やアピール、努力も必要となることでしょう。
人生をより豊かに、自分の納得のいく転職を行うためにも、退職する前に今後のことをもう一度考えてみてはいかがでしょうか。