今年はいつも以上に感染症対策と熱中症対策に気を使っていると思います。
では、血圧にも気を使っていますか?
一般的には血圧は「冬に高く、夏は低い」という季節性の変動があります。
しかし、最近は夏にも血圧が乱高下する人が増えています。
血圧の乱高下が続くと血管へダメージを与えてしまいます。
そこで、今回は血圧の観点から、夏の注意したい行動パターンに沿って、生活習慣改善方法をわかりやすく説明します。
夏のよくある行動パターン
夏になると気温が上昇し、食事や運動などの行動パターンに自然と変化が現れます。
みなさんの行動パターンはいかがでしょうか。
あてはまるものにチェックしてみてください!
・ 冷房を強くし過ぎて寒いと思うことがある
・ 食事は麺類が多くなる
・ 熱中症予防にと、スポーツドリンクを飲む量が増える
・ ビールの量が増える
・ 暑くて運動できない
・ 寝苦しさから二度寝することが増えた
生活習慣改善のポイント
夏の行動パターンに沿った生活習慣改善のポイントをお伝えします。
寒暖差に注意
寒いところ(室内)から暑いところ(外)へ行くと、血管が収縮し、血圧が上がります。
室内の環境調整や服装で調整しましょう。
塩分の摂り過ぎに注意
麺類やスポーツドリンクには塩分が含まれています。
摂り過ぎには注意しましょう。
お酒の飲みすぎには注意
飲酒後1~7時間は血圧が下がりますが、たくさん飲むと翌朝血圧は急上昇しやすくなります。
お酒の量には気をつけましょう。
運動不足に注意
身体を動かす機会が減ると、酸素供給量の減少や血流量が減少し、血圧調整維持に影響します。
涼しい場所で適度な運動を心がけましょう。
朝は血圧が上がる傾向にあります。
そこに、二度寝をすることで短時間で深い睡眠に入るため、血圧が下がり、起床時に急上昇を招いてしまう危険があります。
自分の生活スタイルに合った健康管理を!
自分の生活習慣を振り返り、課題となる部分を補う行動が大切になります。
コロナ禍で今までにない夏の過ごし方をされる方もいると思いますが、感染症対策、熱中症予防に加えて血圧管理についても対策してください。