カロリーゼロ、カロリーオフ、カロリー控えめ、これらはみんな全然別物!
- 2019/7/3
- 食事
暑い日が続いていますが、そんな日につい飲みたくなってしまうのが、冷たいお酒や炭酸飲料やジュースなどの清涼飲料水と呼ばれるもの。
これらやコーヒー、紅茶などの飲み物で「カロリーオフ」「カロリーゼロ」「甘さ控えめ」をしばしば見かけますね。
みなさんはこれらの違いをご存知でしょうか?
カロリーゼロは0kcalではない、かもしれない?
カロリーゼロ、カロリーオフなどといった表示には、きちんと消費者庁で定められた基準があります。
① カロリーゼロ、ノンカロリー、カロリーレス
これらの表示は、食べ物100gまたは飲み物100mlあたり、5kcal未満である食品には表示してもいいと定められています。
つまりゼロ、ノンと書いてあっても、必ずしも0kcalであるとは限らないのです。
② 低カロリー、カロリー控えめ、カロリーオフ
これらの表示は、食べ物100gあたり40kcal以下、飲み物100mlあたり20kcal以下の飲み物には表示してもいいと定められています。
③ その他(甘さ控えめ、低糖、微糖など)
甘さ控えめ、ほどよい甘さは味覚を表す言葉であり、製造メーカーの主観によります。
そのため、明確な基準はありません。
低糖、微糖も同様に、糖類を減らしているという意味にはなるものの、その基準はメーカーによってまちまちで明確な基準はありません。
水代わりに飲むのは危険!
低カロリーと表示がある飲み物でも、暑い日に水やお茶の代わりに……と1L飲んでしまうと、最大で200kcalになってしまう可能性もあるということです。
200kcalというと、やや小さめのおにぎり1個分を余分に食べたこととほとんど同じことになります。
微糖、低糖などの表示があるコーヒーや紅茶も、商品によってはそれなりのカロリーが潜んでいることも……。
飲む量には気を付けるべきと言えます。
正しい水分補給で夏を乗り切ろう
これからの季節、水分補給は欠かせません。
熱中症予防のためには、喉が渇く前に水分補給をと言われています。
屋外ではもちろん、オフィス内でのお仕事中でも、パソコンなどの電子機器が発する熱や、エアコンによる乾燥で思いのほか水分は失われてしまうもの。
喉が渇く前に、適切な水分補給が必要となります。
そんなときの飲み物の選び方には注意!清涼飲料水を選ぶ際には、カロリーの表示をぜひ確認してみてください。また、汗をかいた際には塩分の補給も忘れないようにしましょう。
<参考>
・消費者庁「栄養成分表示を活用して、メタボ予防に 役立てましょう!」