ストレスチェック制度が開始されてから、早くも3年目を迎えています。
ストレスチェックを有意義なものにするために、各企業では試行錯誤されているのではないでしょうか。
働き方改革やメンタル不調等が良く報道されていますが、メンタル不調に陥りやすい職場でのストレス要因について、年代別で要因が異なるといわれていることを皆さんご存知でしょうか。
20~40代のストレス要因はこれだ
20代のストレス要因
学生から社会人になり、環境の変化に適応出来ずにストレスを抱えている20代は少なくありません。
主な要因として職場での人間関係・仕事内容・仕事量や残業時間に対してストレスを感じていると思います。
30代のストレス要因
社会人の生活や仕事にも慣れ、働き盛りの30代。
実はこの世代が一番多くのストレスを感じているといわれています。
職場の人間関係では、20代は先輩や上司など、目上の人に対してストレスを感じていますが、30代は目上の人に対してと部下や後輩に対してもストレスを多く感じているといわれています。
さらにはプライベートの面でも、結婚・出産・住宅購入など、20代の頃と比較すると、環境が大きく変化する年代となります。
40代のストレス要因
仕事の面では管理職になるなど、責任ある立場へ変わっていくとともに、部下との関係や出世競争など、プレッシャーが大きい年代です。
さらには定年まで安泰なのか、転籍・出向・リストラなど、将来への不安を強く感じる年代となります。
一方プライベートでも子供が思春期に入り、親子関係の悩み・教育費など経済的な悩み・自分の親への介護等の悩みなど、多くのストレス要因が潜んでいる年代です。
また体の面でも体力の衰え・生活習慣病・外見面での変化など、若い頃と比較して、ストレスを感じる場面も少なくないでしょう。
50~60代のストレス要因はこれだ
仕事面では集大成の時期でもあり定年を迎える時期です。
定年後の生活への不安が多い年代でしょう。
再就職や友人・親との死別、老後の不安などにストレスを感じます
プライベートでは子供の独立による喪失感や、やりがいを失った寂しさなども大きいといわれています。
ストレスを抱えないために
ストレス解消法は人それぞれ違うかと思います。
職場の悩みを家庭や友人等に相談することも一つの解決策でしょう。
誰かに相談する際に知られたくないなどの心理がはたらくかもしれません。
現状ストレスを抱えているのは事実であり、ありのままの自分を受け入れてもらうという事も非常に大事な事かと思います。
周囲の人間も年代毎にこのようなストレスを抱えている可能性があると理解することで、職場の上司・同僚・部下と接し方も変わっていくのではないでしょうか。