4月は昔から出会いの季節と言われ、桜が咲く中、多くの企業で入社式が行われたかと思います。
テレビでも企業の入社式の映像が流れ、これから始まる社会人生活に緊張した顔が見られ、会社にフレッシュな空気や良い刺激をもたらしてくれている存在が新入社員です。
新入社員の方々は、悪戦苦闘しながら日々の業務をこなしてきた1ヶ月間だったのではないでしょうか。気が付くと、もうゴールデンウィークです。
今年はカレンダーに恵まれ、10連休‼︎ なんて会社も少なくないのではないでしょうか。旅行に出掛けたり、帰省したり、友人と遊びに行く等、いろいろと計画中かと思います。
連休中ゆっくり休んで、連休明けからしっかり頑張りましょう!
と思っていたら、連休が終わると5月病が待っているかもしれません……。
そもそも5月病って何?
5月病は、新入社員や大学の新入生や社会人に見られる、新しい環境に適応出来ないことに起因する精神的な症状の総称とされています。
これはどういうことかというと……つまり5月病という病名はありません。
病名はありませんが、代表的な症状はあります。
・疲れやすい
・気分が落ち込む
・眠れない
・仕事や勉強に集中できない
5月病の原因って何?
どうしてこのような症状が出るのでしょうか?
それは、5月病の原因=ストレス だからです。
4月から環境が変わり、慣れない新生活の中で、疲労と緊張が気が付かないうちに溜まります。
ゴールデンウィーク休暇で緊張感が途切れ、それまでのツケが回ってきて、5月中旬くらいから精神的な症状が出てくると言われています。
もちろん個人差はありますが、5月病になりやすい人もいます。
・真面目な人
・責任感がある人
・忍耐力がある人
・融通が利かない人
自分が当てはまると思った人は注意が必要です。
どうすれば予防できる?
1 コミュニケーションを取る
人は誰かに悩みを話すだけでもストレスは軽減されます。
職場の同僚や同期、友人や家族等、信頼している人達とのコミュニケーションを大事にしましょう。
2 栄養バランスの良い食事を取る
人の体は食べた物で形成されています。偏った食事では脳への栄養も不十分です。
栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
3 睡眠をしっかり取る
睡眠は心と身体の回復には必要不可欠です。
しっかり睡眠を取るために、入浴は就寝1時間前まで、就寝前のスマートフォンやパソコンの使用は控える等の工夫を心がけましょう。
4 休日はしっかり休みを取る
休日は好きなことに時間を費やしたりして、仕事のことは忘れ、リラックスしましょう。
上記対処法でも心身の不調がなかなか治らない場合は、すぐに病院へ受診に行ってください。軽度のうつ病等の疑いもあります。
周囲も協力したい
上記で挙げたのが、当人ができる対策・予防です。
最近では新入社員に限らず、転勤や部署異動などの環境の変化から5月病を発症するケースも増えているそうです。
新入社員や環境の変化があった当人だけでなく、受け入れ側の人達も、積極的に声をかけることで孤立を防ぎ、5月病を予防できます。
周囲の人達がバックアップしながら、新入社員の成長を見守っていきましょう。