幸せを感じる瞬間とは?
みなさんこんにちは、精神保健福祉士の笹井です。
冷たいビールがおいしくなってくる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今日の産業保健新聞テーマは「幸福感を得るコツ」についてです。
みなさんは「自分は今幸せである。」と感じられる瞬間がどれくらいありますか?
おいしいものを食べているとき、寝ているとき、お酒を飲んでいるとき、音楽を聴いているとき……。
人によってさまざまな答えが出てくるかと思います。
人は幸福感を感じると、脳内でセロトニンやオキシトシンなどのホルモンが放出されます。
それらのホルモンは、気分を安定させ、ストレスを低減させます。
自分は今幸せであると感じられる機会が多いほど、精神の健康を保ちやすいのです。
他人にお金を使おう!
では、精神を健康に保つために、何をして幸福感を得ればよいのでしょうか?
ここでご紹介したい研究があります。
「自分のためにお金を使うより他人のためにお金を使う方が幸福感が強く得られる」という社会心理学の研究結果です。
ストレスがたまると、服を買ったり、お酒を飲んだり、遊びに行ったりと、自分に対してお金を使う人は多いのではないでしょうか?
なぜ、他人にお金を使用して、幸福感が得られるのか疑問に思われる方も多いと思います。
認めて!偉いでしょ!凄いでしょ!と思う心
人間は様々な欲求を持っているのですが、現代の社会では肉体的な欲求、たとえば食事や睡眠は満たされています。
ですので、現代人は誰かに認められたい・褒められたい・尊敬されたいという精神的な欲求「承認欲求」や「自己実現の欲求」が主になってきます。
InstagramやTwitterが大流行したり、子供がなりたい職業にYoutuberが登場するのが、その現れですね。
他人に対してお金を使うことで、他者から「承認」されるため欲求が満たされて、幸福感を得ることができるようになるのです。
また、他人にお金を使うことで、自分が有能であるという自己肯定感も高められますし、善行を施していると認識し罪悪感も低減させることができます。
実践してみよう!
さて、皆さん、人にお金を使うことがどれだけ素晴らしいかわかりましたか?
冷たいビールがおいしい季節です。
アルハラにならないように、人にお金を使ってあげましょう!
お金をたくさん持っていても、不健康になったら使いどころなんてありません。
おいしくご飯が食べられるうちに使ってしまいましょう。
今日の記事はぜひ、オジサマオバサマ方に見ていただきたい記事です。
ちなみに、私は自分より年下の人におごってもらっても何とも思いません。
くたびれた上司が居たら、積極的におごってあげましょう。
それではみなさんさようなら。