やっと寒い冬が明けたと思ったら、春はあっという間に過ぎ去り、もう汗ばむような暖かい毎日になってきましたね。
しかし、うららかな日々が過ぎれば、あっという間に梅雨の季節が訪れます。
そんな梅雨に心配なのが菌の繁殖です。
菌が大好きなジメジメした生暖かい環境下では、食中毒や感染症予防のために抗菌・制菌に気をつけたいところです。
そんな時に活躍するのが「SEKマーク」が付いた作業着やユニフォームです!
今回は、飲食店や医療の現場でも安心して取り入れられているSEKマークをご紹介したいと思います。
SEKマークとは?
繊維製品新機能評価協議会が抗菌防臭加工品について、効果・耐久性・経口毒性・皮膚刺激性を審査し一定の基準をクリアした加工品に対して、その品質を保証するマークです。
SEKマークは、以下の3つを約束しています。
- 抗菌防臭効果
- 効果の耐久性(耐洗濯性)
- 加工の安全性
SEKマークに関する各種資料はこちらからダウンロードできますのでぜひご参照ください。
参考:一般社団法人 繊維評価技術協議会
SEKマークが信頼される理由
私たちは汗をかくと、嫌な臭いを感じることがあります。
シャツや下着、靴下など直接皮膚に触れる繊維に汗や汚れが付着すると、その汗や汚れを栄養として細菌がどんどん繁殖してしまいます。
嫌な臭いの主な原因は、その時に分解される成分によって発生します。
そこで、細菌の増殖を抑制することで、臭いの発生も防止しようと「抗菌防臭加工」が開発されました。
清潔さが重視される日本では、この「抗菌防臭加工」が一気に浸透し、「抗菌防臭加工」を謳う商品が世に溢れ、中にはその信憑性が疑わしいものも含まれていました。
そういった経緯から、抗菌防臭加工を施した製品の評価基準等を統一し、一定水準以上の抗菌性・防臭性が認められた製品にのみSEKマークの表示が許諾されるようになったのです。
SEKマークを取得するためには、公的機関でさまざまな試験を受け、クリアしなければなりません。
それだけ信用性が高く、菌を持ちこんでしまったら大惨事に発展するリスクが高い飲食店や医療の現場で、SEKマークが付いた作業着や白衣などが重宝されているのです。
職場の安全衛生の取り組みのひとつとして、SEKマークの導入を
作業着やユニフォームの着用が義務づけられている職場で働いている方は、なぜその服装なのか理由を考えてみたことはありますか?
例えばコックコートや白衣は、清潔さを保つためが一つの理由にあります。
受付スタッフやキャビンアテンダントの制服は、企業ブランディングのためもあるでしょう。
作業着は安全性を重視して作られています。
このようにさまざまな理由があると思いますが、そのほとんどに抗菌や防臭といった効果は望まれるのではないでしょうか。
SEKマークの対象製品は衣料品だけでなく、実に多様です。
・衣料品
・傘や手袋、帽子などの雑貨品
・毛布やベッドカバーなど寝装品
・シャワーカーテンやぬいぐるみ、テントなど日用品、レジャー用品
・カーテンやトイレタリー用品などインテリア製品
今あなたが着ている会社から支給された作業着や制服には、SEKマークが付いていますか?
職場の安全衛生管理の一環として、作業着やユニフォームにSEKマーク製品の導入を検討してみてはいかがでしょうか。