職場情報総合サイト
2018年9月28日、厚生労働省が開設した、職場情報総合サイトはもうご存知ですか?
職場情報総合サイトは、さまざまな職場環境改善に取り組んでいる企業を掲載し、就職や転職を考えている労働者だけではなく企業にとっても有益なサイトです。
職場情報総合サイト
長時間労働や、多様な働き方の実現が課題となるなか、希望する働き方にあった企業の選択が以前にも増して求められるようになりました。
入職後の企業の残業時間や有給休暇取得実績、平均年齢などの企業情報を知ることで、就職前に職場の実態を知り、就職後のギャップやミスマッチの防止につながります。
また、企業側も職場環境改善への取り組みなどを公開することで、賛同した優秀な人材を確保することができるようになります。
サイト公開の背景
これまで若者・女性など分野ごとの職場情報は、「若者雇用促進総合サイト」「女性の活躍推進企業データベース」「両立支援のひろば」などのWEBサイトによる提供が主でした。
しかし、横断的な検索手段がないため、企業情報統合的に知りたい場合には複数のサイトを確認し、情報を個別に集めなければなりませんでした。
「日本再興戦略2016」「規制改革実施計画」において、労働者個々人が能力を最大限に発揮し、経済成長の担い手として活躍できる環境を整備するため、就職や転職の場での職場情報の把握や、企業の人材管理、職場改善の更なる取組が求められています。
また、「働き方改革実行計画」においては、女性活躍推進法に基づく情報公表制度の見直し(復職制度の有無、男性の育休取得状況の追加)など、法令による情報公開の義務化や、認定・表彰制度を活用した働き方改革の好事例の横展開が盛り込まれました。
こうした課題に対応するため、さまざまなニーズを有する利用者の視点で横断的に企業の職場情報を検索することが可能なサイトが開設されることとなったのです。
掲載情報
実際に掲載される情報は以下の通りです。
- 企業名や住所、業種などの基本情報
- 平均継続勤務年数、残業時間、有給休暇の取得状況などの勤務実態に関する情報
- 研修制度、キャリアコンサルティング制度など能力開発制度に関する情報
- 女活法に基づく一般事業主行動計画、次世代法に基づく一般事業主行動計画
- 自由PR欄などのその他の情報
実際に使ってみた
私自身も実際に使用してみるましたが、かなり使いやすい印象を受けました!
検索画面では、企業名だけではなく、各種条件から絞り込みができるのですが、一つの要素だけではなく、複数の条件から絞り込むことができるためより希望に適した絞り込みが可能です。
他にも、気に入った企業の情報を比較することもできたり、比較も要素ごとに比べることができるので求職者にはよいサイトであるかと思います。
また企業側も様々な作りこみをして、自社の「他には負けないポイント」をPRすることもできるでしょう。
こちらのサイトを見れば全般的な職場情報を把握することができ、労働者、企業双方にとっても魅力的な試みだと思います。
皆様もぜひご活用ください。
参考資料:職場情報総合サイト 厚生労働省(https://shokuba.mhlw.go.jp/)