やる気が出ない時を乗り越えるちょっとしたコツ
- 2017/2/14
- メンタルヘルス
やる気の出ない日もある
やらなきゃいけない仕事が残っているのになかなか手をつけられない…
後回しにしてしまう…
やる気が湧いてこない…
毎日やる気を持って滞りなく仕事ができたらどんなにいいだろう…
こんなことを感じている方は、少なくないはずです。
毎日高いモチベーションでバリバリ仕事もいるかもしれませんが、私たちは肉体的にも精神的にも波のある毎日を過ごしているため、なかなかそうはいきません。
つい後回しにしてしまう時、なかなか仕事に手がつけられない時をちょっとしたコツで乗り越えていきましょう。
やる気は「作り出す」ことができる
人間のやる気には脳が深く関わっていて、そのなかでも「ドーパミン」はやる気を左右する神経伝達物質のひとつです。
ドーパミンが増加する要因はさまざまありますが、「うまくできた!」「やりとげた!」というような喜びや達成感を得ることで、ドーパミンが増加し、結果的に次へのやる気を生み出すしくみになっています。
大きな仕事に取り掛からなくてはならない時、苦手な仕事がある時、その全体像やプロセスを見出すことができずに、億劫になることがあります。
そんな時はあえて全体のことは考えず、ほんの一部分だけを考えるようにしてみてください。
仕事が100ある内のほんの1でいいのです。
難しくてできないと思っていたことも、いざ取り掛かってみると思いのほかはかどった、という経験がある人は多いのではないでしょうか?
「何も考えずにできること」をやる
「早起きできた」「朝15分ウォーキングした」、そんな日はなんとなく仕事もやる気が出るという経験はありませんか?
なんとなくやる気が出ないような時は、その業務に直接関わらない作業でいいので、あまり頭を使わずにできることを探してみます。
仕事中であれば、「デスクの上を綺麗にする」「◯段目の引き出しの整理をする」「いらない書類を捨てる」「普段使っているマグカップを漂白する」など。
どんな小さなことでもいいので、なるべく考えずにできる作業をひとつ行ってみます。
筆者の場合、自宅では「トイレ掃除」「洗面台の掃除」がそれに当たります。
特に頭を使わずにできて、その行為(=掃除)を行うことで、達成感(=綺麗になった)を味わうことができ、その達成感がドーパミンを増加させ、次の行動へのやる気を生み出してくれるのです。
自分をコントロールする
人間は毎日同じ気持ち・モチベーションで過ごすことはできません。
元々モチベーションの高い人であっても、やはりそのなかに気持ちの波があるものです。
困難に感じる時、やる気が起きない時は本当に小さな、達成可能な目標を自分の中で作ってみましょう。
漠然と「仕事ができる」ことではなく、上手く自分自身をコントロールしていく力がとても大切なのです。