秋の深まりとともに乾燥が気になる季節となりました。
秋晴れのカラッとした空気はとても気持ちがいいですが、手荒れや肌の乾燥に悩む方も多いのではないでしょうか。
オフィス勤務の方は空調による乾燥がひどくなる時期ですね。
手洗いが多い職業の方、水を使う仕事の方なども特に辛い季節だと思います。
熱くても冷たくてもNG!
寒くなると手洗いやお風呂、家庭での炊事などさまざまな場面でお湯を使うことが多くなります。
手洗いをする時・お風呂に入る時、寒いからと、ついつい熱めのお湯を使っていませんか?
しかし、熱いお湯を使うと肌に必要な油分が流れ落ちてしまい、乾燥を悪化させる原因となるのです。
人間の肌は水分と油分の両方で守られていますが、空気が乾燥することで肌の水分が蒸発しやすくなります。
そこに熱めのお湯に触れることで肌の油分が失われてしまいます。
洗い物をする時に、お湯で洗ったほうが汚れ落ちが早いのと同じですね。
そのため、熱めのお湯で手洗いやお風呂・炊事などを行うと、必要以上に肌の油分が失われてしまい、乾燥がひどくなる原因となるのです。
では、手洗いや炊事などの作業をお湯ではなく水で行ったら良いのでしょうか?
実は、水もNGなのです。
肌を良い状態に保ち、荒れた肌を修復するためには「血行がよいこと」も大切な条件となります。
ただでさえ寒い季節、手や足など末梢の血液循環は悪くなりがちです。
冷たい水を使っての手洗いや作業は手の血行を悪くするので、ますます手荒れや乾燥がひどくなってしまいます。
「ぬるま湯」と「保湿」がポイント
乾燥を防ぎ、肌を健やかに保つためには人肌に近い温度、つまり「ぬるま湯」を心がけましょう。
とは言っても、この季節にぬるま湯のお風呂に浸かるわけにはいかないので、お風呂の時は「熱すぎない温度」と考えてください。
また、もうひとつ重要なポイントは「保湿」です。
肌に油分の膜を作ることで水分の蒸発を防ぐことができ、肌をなめらかに保ってくれます。
顔や手の保湿ケアを行う方は多いと思いますが、入浴後はボディケアも忘れずに行いましょう。
保湿を行う時に大切なのが「その都度塗る」ということ。
手を洗ったあと、炊事をしたあと、お風呂に入ったあと、こまめにクリームを塗りましょう。
高いクリームである必要は全くありません。
気軽に使えるものをこまめに塗るのがポイントです。ぜひ参考にしてみてくださいね。