手荒れが気になる季節
立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒さと乾燥が続いています。
冬場は空気が乾燥することに加え、インフルエンザ予防などのため普段よりも手を洗う機会が多くなり、手荒れがひどくなる方も多いのではないでしょうか。感染予防のためのアルコール消毒や、寒さによる血行不良も手荒れを助長する原因のひとつです。
特に働くお母さんたちは、家事・育児やオフィスの乾燥などで手荒れを起こしやすい状況にあるでしょう。ハンドクリームを塗る暇もない!という方も多いと思いますが、今回はハンドケア全般のポイントをご紹介したいと思います。
熱いお湯も、冷たい水もNG!
寒いとつい熱めのお湯で手を洗ったり、洗い物をしたりしていませんか?
実は熱いお湯は皮膚の必要な油分を一緒に洗い流してしまうのです。また、冷たい水を使うと、手指の血行が悪くなり手荒れを悪化させる原因になるため、冷たい水を使用するのもよくありません。
手洗いや洗い物など水仕事をする時は、温度に注意して熱すぎず冷たすぎない「ぬるま湯」を使うのがベストです。さらに、手洗い後はきちんと水分をふき取ることを忘れないようにしてください。
1日5分のケアでも手肌は変わる
肌荒れや乾燥を防ぐためには、水分だけでなく油分が必ず必要となります。
ハンドクリームなどで油分の膜を作ることで、皮膚からの水分の蒸発を防ぎ、荒れた皮膚の修復を助ける働きがあります。また、ハンドクリームを使う時に「なんとなく手に伸ばしている」という方も多いと思いますが、きちんとした塗り方をすることで効果を高めることができます。
◇チューブから出したらまず手のひらで温めてから伸ばす
◇指は、もう一方の手のひらで包むように一本ずつ丁寧に塗る
◇手指だけでなく、爪までクリームを伸ばす
◇手の関節など横にシワがある部分は、シワに沿って横向きにクリームを塗りこむ
いかがでしょうか? 本来は手を洗う毎に実践したいところですが、日中はゆっくりとケアする時間のない方も多いと思います。少し手の空いた時や、寝る前の5分だけでも丁寧なケアを続けることで、手荒れの改善や予防につなげることができます。