新入社員の本音!〜入社から半年経って助けられた環境~
- 2022/10/31
- 人材育成
「産業保健新聞」運営元、ドクタートラストの飯島です。
私は、ドクタートラストに新卒で入社しました。
入社前は、「会社」が未知の世界であり、恐怖と緊張がありましたが、半年経って「なんだかんだ馴染めたかな、会社に慣れてきたかな」と感じています。
この結果は、私が要因というよりは、会社の環境が8割を占めていると考えています。
そこで今回は、その環境下で感じたこと、助けられたことについて書いていきます。
新入社員の人は少しでも共感を、先輩社員の方は「自分の新入社員もこんなことを感じているのかも、ちょっとだけ真似しようかな」と1つの参考になれば幸いです。
つらさの要因
半年働いたなかで「つらい、もう辞めてしまいたい」と思ったことはなく、その理由には、①やることが与えられている、②質問しやすい、の2つがありました。
逆に「つらい、ストレスに感じる要因は何があるか」と考えてみたところ、過去の経験(アルバイト時など)や友達の話から「疎外感」であると考え至りました。
皆さんも「わからないことだらけなのに、先輩たちが忙しいそうにしていて聞きづらい、頑張って聞いてもちゃんと教えてもらえないから、やることがない。先輩たちは忙しそうに動き回っているのに自分はやること、できることがなくて暇をしており、早く時間が過ぎてほしい」と思いながら一日をやり過ごした経験が一度はあるのではないでしょうか。
私も学生時代のアルバイト先でありました。
この状況のつらさこそが「疎外感」であると思います。
企業は、新入社員にこの疎外感をできるだけ抱かせないことが、人材の定着に繋がる一つの要因になるのではないでしょうか。
私は、やることが与えられ暇ではなく、わからないことは臆さず聞くことができたことで疎外感を感じにくく、その環境・社員の対応にとても助けられました。
入社時のミッションが功を奏した
ではなぜ、疎外感を感じなかったのか考えたところ、入社時の「社員全員と雑談をする」というミッションがあったことが大きいと思います。
これの良かった点は、①話すハードルが下がる、②社員の顔と名前が覚えられる、③先輩社員に自分のことを覚えてもらえる、の3つがありました。
新入社員に「社員全員と話すミッション」が与えられていることが周知されているので、私が先輩社員に「雑談しましょう」と特に話題を用意できていないのに話しかけても、「あのミッションを達成させにきたのね」と優しく迎え入れてくれて、先輩から話題を振ってくださり、会話が成立して楽しく雑談ができました。
「話す」ことが目的であると理解してくれていたので、話しかけるハードルがとても低かったです。
おかげで私は早く社員の顔と名前が覚えられましたし、逆に先輩社員も私のことを覚えてくれました。
また、初めての人に話かけるために、同期と一緒に話しかけにいったことで、同期同士のコミュニケーションの機会にもなりました。
部署に配属されると、部署内でばかり話す機会はありますが、他部署の人とは話す機会が極端に減ります。
加えて新人のうちは部署間を行き来するような案件はほぼないので、始めのうちに全社員と話していてよかったと感じています。
新入社員がいる企業では、こうした業務中に実行しやすいイベントを実施するのもいいかもしれません。
新入社員も行動を
それと同時に、私たち新入社員も業務を早く覚えられるよう、質問しやすくするよう、頑張って自分からも話しかけ、雑談しにいくのもいいと思います。
会社の人とは業務上だけでいいと考える人も増えているかもしれませんが、やはり業務のことだけの会話では限界があり、雑談によって「信頼感や頼っていいのだという安心感」を作っていないと、そもそも業務に対する質問さえしづらいように感じます。
早く会社に慣れて業務をスムーズにこなしていくためにも、話かけやすさ、質問のしやすさ、を向上させることは、企業、(新入)社員、双方にとって欠かせないことといえるでしょう。
以上、働きやすい環境があったことにとても助けられている、一新入社員の感想でした。