あなたの天職が見つかるかも!約500種類の職業が調べられるサイトを厚労省が開設!

2020年3月19日、厚生労働省が「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」を開設しました。
このサイトでは、約500種類の職業の詳しい情報を知ることができます。

■ 職業情報提供サイト(日本版O-NET)
■ リーフレット
職業業法提供サイト

「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」ではあらゆる角度から職業が検索できる!

百聞は一見に如かず!ということで、早速「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」を利用してみました。
まず驚いたのは、職業の検索方法の豊富さです。
フリーワードで検索できるほか、自分がもつスキル、たとえば「外国語で書く」や「交渉」「時間管理」などを選択し、そこから職業を検索できます。
逆に、不足しているスキルも設定することができます。
その他、自分が保有する免許や資格から検索できたり、「健康を守る」「物を組み立てる」などと言ったテーマから職業を検索することもできます。

検索画面

今までの一般的な就職サイトだと、職種や業種から探すのが一般的でしたが、「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」は自分の得意とするところ、また不得意なところ、自分の強み、スキルなどから職業を探すことができます
自分の適職を、直感的に知ることができるサイトとなっているのです。

「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」には知りたかった情報がたくさん!

それでは早速、職業紹介ページを見てみましょう!
試しに「人事事務」の職業紹介ページを開いてみます。

ページの右上には、「マイリストに保存」できるボタンや、「印刷する」ボタンが設置されています。
保存データはローカル環境にエクスポートし、後日、じっくり見たい時や、比較をする時に活用できます。
なんとも嬉しい機能ですね!

詳細ページ

そして「人事事務」という職業について、動画での紹介とともに、以下の項目が紹介されていました。

・ どんな仕事なのか、またその仕事に含まれる細かな作業など
・ 就業するために必要な学歴や資格、スキルや知識など
・ 労働条件(賃金や休日など)の統計データなど
・ この職業に関係が深い能力や、仕事の価値観(達成感や良好な対人関係etc)、仕事の性質(電話での会話や時間的切迫etc)など
・ 類似する職業

筆者がまず持った印象としては、何か希望の職業に就くことを夢見てこれから目指す若者にとっては、必要なスキル、学歴など、進むべき道を明確に示してくれる有益なサイトであるということです。
しかも、このサイトは求職者にとって役立つサイトであるだけではなく、企業側にとっても有益な情報が溢れるサイトになっているのです。
たとえば、労働条件の特徴という項目では、労働時間や賃金、年齢などの統計データが数値で「見える化」されています。
「自分たちの企業の賃金は適正なのか」など、優秀な人材を確保するために必要な労働条件を定める際のひとつの基準となる数値を把握することができるのです。

企業向けサービス「人材採用支援」を利用してみました!

「人材採用支援」とは、必要なスキルや知識、公的資格の保有要件などが記載された「職務要件シート」が3ステップで簡単に作成できるサービスです。
「職務要件シート」を活用することにより、仕事内容や必要なスキル・知識等が明確化され、キャリアの道筋に沿った社員の育成を計画、実行することができるようになります。

まず【STEP1】では、求める人材に近い職業を選択します。複数選択可能です。
次に【STEP2】では、選択した職業をもとに職務要件を設定します。

タスクなど細かく設定することができ、また仕事能力プロフィールの設定画面で、必要なスキルなど見える化することができます。
デフォルトで職業紹介ページの統計データが設定されており、目安となる数値が最初から入っているので、設定もそんなに難しくありません。

それらの設定が終わると、職務要件シートのダウンロード画面となります。
実際にダウンロードしてみると、入力した内容がスッキリと見やすい状態でエクセルに反映されていました!

このシートを1から全部自分でエクセルで作ろうとするのはかなり大変ですが、本当に簡単な操作で職務要件シートを作成することができました。

Excel

求職者にとってだけでなく、企業やキャリアコンサルタントなどの専門職にとっても便利な「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」。
ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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野田なつ子株式会社ドクタートラスト 広報課

投稿者プロフィール

長年ブライダル業界で、映像コンテンツに携わってきました。激務が当たり前だった前職からドクタートラストに転職し、働き方改革や健康経営の素晴らしさを実感。前職の経験を活かして、見やすい、わかりやすい写真や映像で、産業保健業界の有益な情報を発信して行きたいと思っています。
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

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