眠り方改革始動!行政×企業の睡眠プロジェクト
- 2020/1/18
- 睡眠
読者の皆さんは、睡眠時間は足りていますか?
ほかの記事でもご紹介しているように、さまざまな研究結果から睡眠時間や睡眠の質が健康状況や仕事のパフォーマンスに大きな影響がもたらすことが、近年解明されています。
ご存知ですか? 昼寝の効果
また、夜の睡眠だけでなく、昼寝も業務効率に良いといわれています。
パワー・ナップという言葉はご存知でしょうか?
パワー・ナップ(power-nap)は、社会心理学者ジェームス・マースによる造語で「15~30分程度の短い仮眠」を指す言葉であり、時間当たりの睡眠の効用を最大化する睡眠法として近年注目されています。
パワー・ナップにはさまざまなメリットがあり、たった20分の仮眠で8時間睡眠分のスタミナ回復ができるともいわれています。
人為ミスの低減、記憶・認知能力の向上、心臓疾患リスクの低減など、働く人々にとって打って付けの活用法です。
「行政×企業」眠り方改革が始動!
上記のパワー・ナップに福岡市と寝具製造・販売を手掛ける西川株式会社が注目し、2019年春からプロジェクトが始動しました。
人生100年時代を見据えた持続可能な街を目指すプロジェクト「福岡100」の一環として、30?40代ビジネスパーソンを中心とした「睡眠不足」の改善に向けたプロジェクト「#PowerNap」です。
企業が社員の睡眠や健康を見直しへ
本プロジェクトに賛同する福岡市内の企業や、昼寝ができる協賛の飲?店・カフェへ「フード付きブランケット」を無料配布し、社員が堂々と「昼寝」できる環境づくりから、社員の睡眠や健康の見直しを進めています。
地元企業以外にも、福岡に事業場がある大企業での賛同も多く、企業向けのブランケット配布の申込は、予定枚数に達しています。
他にも、西川株式会社が運営する「ねむりの相談所」として、睡眠総合コンサルティングサービスも行っています。睡眠のプロ「スリープマスター」が在中し、睡眠相談や、睡眠を専用の測定器で可視化し、個人に合わせた寝具や快眠雑貨の提案と睡眠習慣のアドバイスをします。
皆さんも、昼食を少し早めに終え、週に数回昼寝をしてみるなど、身近なところからの取り入れられてはいかがでしょうか。
参考:福岡市×西川株式会社「福岡100睡眠プロジェクト」