意外と意識してない?今の時期だからこそ歯と口の健康を見直そう!
- 2021/6/4
- 健康管理
歯と口の健康週間があることをご存知でしょうか?
毎年6月4日は6(む)と4(し)の語呂合わせで「むし歯予防DAY」と言われており、この1週間で厚生労働省・文部科学省・日本歯科協会などが歯や口の健康の働きかけを呼びかけています。
今回はこの「歯と口の健康週間」についてご紹介していきます。
歯と口の健康週間期間中の各地の動き
各自治体は6月4日~10日の間、「歯と口の健康習慣週間」を広く知ってもらうために、日本歯科医師会が主体となって全国各地でシンポジウムが開催したり、テレビや新聞・学校ポスターなどに掲載するなど、各地でさまざまなイベントを開催しています。
昨年では、千葉県教育委員会と市町村教育委員会が「生きる力を支える歯科口腔保健の推進」を重点目標として地域の実情に応じた適切な策を実施しました。
まずは、今年度の「歯と口の健康週間」の実施方法について3点紹介します。
① 広報機関等による普及・啓発
→報道機関へ歯の衛生に関する資料を提供、講習会や展示会等を開催して「週間」の普及・啓発を図り、理解を深める。
② 口腔診査と歯科保健指導・相談等の実施
→ 市町村保健センター、保育所、各教育・医療機関において実施され、地域の歯科診療所の歯科医師等との連携の下に行われることが望ましい。
③ 標語、絵画等の募集
→今年度の標語は「一生を 共に歩む 自分の歯」
それでは、歯と口の役割について、個人や会社でできることについて紹介していきたいと思います。
とても重要!歯や口の役割!
私たちの生活で絶対に欠かせないものは食事です。
食事をするにあたって口や歯の役割は重要ですが、ものを食べる役割だけではありません。
仕事をしていく上でも非常な重要な鍵を握っているのです。
食事以外の歯や口の役割としては、「話す(発音に働きかける)」「体のバランスや体幹・姿勢を保つ」「表情を作る」などがあります。
歯並びが良いと体全体のバランスが安定するので姿勢向上が見込まれますし、明瞭な発音ができ、口周りの筋肉がついていると表情が豊かになるでしょう。
仕事上で社外の方とやり取りをする際、ハキハキ話す、笑顔作り、背筋の伸びた姿勢は非常に重要です。
また、社内の人とやり取りする際もお口のエチケットを欠かしてはいけません。
以上のことから、他人からの印象を裏付ける上で非常に鍵となってくるのは歯と口であると考えられます。
当たり前のように感じますが、ちょっとした意識や習慣の変化が会社の雰囲気や業績にも繋がるかもしれませんね。
歯と口の健康週間 ~個人と企業の対策について~
歯の寿命は大体50~60歳(年)と日本人の平均寿命に比べるとだいぶ短く、高齢になるにつれて歯の病気にかかりやすく、歯がもろくなったり、歯茎がやせ、歯を失う人が多いのが現状です。
今回の「歯と口の健康週間」を行うにあたって個人や会社でできる対策や働きかけの例は以下の通りです。
◆ むし歯や歯周病を予防!歯を長生きさせ、健康寿命を延ばす
・ 歯磨きと一緒に歯間ブラシやデンタルフロスも使用する
・ フッ素効果が期待できる歯磨き粉に変える
・ 間食やダラダラ食べをしないように心がける
など、日々のセルフケアが大切です。
◆ 歯や口の健康について正しい知識を深め、広める
会社の衛生委員会の季節のテーマのひとつとして、口腔ケアについて話し合い、知識を深めることもひとつです。
歯科保健の必要性について、会社での周知や環境整備について、衛生委員会で一度話し合ってみてはいかがでしょうか?
ポスターの掲示や情報の周知を行い、社員の皆様に歯の健康について考えるきっかけづくりも大切です。
弊社で運営している、衛生委員会ハンドブックでも「コロナ禍でも自粛しない!口腔ケア」というテーマで資料を配布しております。
—–☆ PDF資料 ☆—–
衛生委員会ハンドブック「コロナ禍でも自粛しない!口腔ケア」
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歯は、一生を共にしていくものです。
今回ご紹介したような働きかけや意識を日常的に行うことで歯だけではなく、体全体の健康に保つことにも繋がります。
歯の病気予防や健康を保っていくために、毎日少しずつケアの習慣化をしていきましょう!