11月14日は世界糖尿病デーです

皆さん、糖尿病の有病者がどれくらいいるかご存知でしょうか。
厚生労働省公表の「平成28年国民健康・栄養調査報告」によると、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、男性 16.3%、女性 9.3%であり、この割合は50歳以降に増えているといわれています。
また、「糖尿病の可能性を否定できない者」も、男性で12.2%、女性で12.1%いるとされています。

世界的に、増加が見込まれている

世界的に見ると、2017年の20~79歳の糖尿病有病率は8.8%です。
これは11人に1人が糖尿病有病者と推定されていることとなります。
2017年には20~64歳の働き盛りの世代で、糖尿病患者が3億2,650万人に上り、2045年には4億3,820人に増えるとみられています。

最初は自覚症状が少ないが…

糖尿病は初期には、痛みなどの自覚症状が少ないです。
しかし、進行してしまうと脳卒中、失明、腎臓病、足病変といった合併症になるケースが見られ、仕事・プライベートに大きな影響を及ぼすようになります。

まずは検査を

定期健康診断の結果を活用し、糖尿病の疑いがあればまずは検査を受けましょう。
また、治療中の方については定期通院を忘れず、処方の内服管理をしっかり行いながら管理を良好にしていただけたらと思います。

<参考>
・ 「平成28年国民健康・栄養調査報告」(厚生労働省)
・ 『糖尿病の治療を放置した働き盛りの今』(厚生労働省)
・ 「糖尿病とは」(糖尿病ネットワーク)

こちらもご一読ください

・ 「尿の状態チェックしていますか」(産業保健新聞)
・ 「あなたの脂肪、隠れていませんか? 痩せて見える人も要注意!」(産業保健新聞)
・ 「若い年代も要注意! 脂質異常症」(産業保健新聞)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

吉尾 清乃株式会社ドクタートラスト 保健師

投稿者プロフィール

大学在学中に働く世代の方々の健康の大切さに興味を持ち、保健師になって約10年。今までいろいろな現場にてメンタル身体問わず健康の大切さをお伝えさせていただいてきました。働き盛りの忙しい時期にご自身の健康にいかに気を気を使えるか、これがこれからの人生100年時代をイキイキと生き抜けるかどうかに非常にかかっています。そのお役に立てるよう忙しい中でも読んでよかったと思える情報をお伝えしていきます。
【保有資格】看護師、保健師、第一種衛生管理者、人間ドック健診情報管理指導士、健康運動指導士
【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】
【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】

この著者の最新の記事

関連記事

解説動画つき記事

  1. 【動画あり】休職者、在宅勤務者をサポート「アンリケアサービス」~その魅力と導入の流れ~

一目置かれる健康知識

  1. 夜勤勤務者は、いつ、何を食べると太りにくい?押さえておきたい食事のポイント
ページ上部へ戻る