「安全宣言」を考えることのメリットは大きい
- 2019/2/7
- 労災
東京労働局は、2018年度から5年を計画期間とする「第13次東京労働局労働災害防止計画 」を策定し、「トップが打ち出す方針 みんなで共有 生み出す安全・安心」をキャッチフレーズに官民一体となった労働災害防止の取組を推進しています。
今日は、この一環として取り組まれている「私の安全宣言コンクールSafe Work TOKYO」について紹介します。
安全宣言コンクールとは
安全宣言コンクールとは、労働者が考えた職場における「安全宣言」を募集し、優秀作品の表彰を行うものです。
東京都内の関係団体と連携し、東京労働局や東京労働基準協会連合会等が選考委員となっており、優秀作品や特別賞には賞状や盾が贈呈されます。
応募資格は、「都内で働いている方」。
また、応募区分は「製造業部門」「建設業部門」「陸上貨物運送業部門」「小売・飲食店業部門」「ビルメンテナンス業部門」「その他の事業部門」の7部門となっています。
2018年度の受賞作品
2018年度は、1,238件もの応募があり、12月に優秀作品の発表、表彰式が行われました。
選ばれたのは以下をはじめとする10の作品です。
- 「つい楽しよう」は近道本能 使い易く施設を整え、墜落災害を防ぎます
- 作業前にひと呼吸 十分に作業場環境を確認し、慌てずあせらず作業手順遵守し作業します
- 止める声掛けをためらいません。本人の為、その家族の為、後悔しない自分の為に。
安全宣言を考えていると、労災原因に目を向けるようになる
安全宣言のスローガンを考え始めると、まずは日常業務にどんな労災の原因が潜んでいるのか等に目を向けることになります。
また、社員同士でヒヤリとした場面やハッとした場面を共有する良い機会となるので、安全衛生委員会などでの議題としてもおもしろいテーマだと思います。
今回、本記事の執筆にあたり、私も1つ考えてみました。
小事は大事。小さいうちに工夫と改善。
……いかがでしょうか?
<参考>
厚生労働省東京労働局「私の安全宣言コンクール表彰式を開催しました」