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歯周病、気づかないうちに進行していませんか
- 2019/1/22
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歯周病は、2001年にギネスに認定された「世界で最も患者が多い病気」であることをご存知でしょうか。
近年、その歯周病が生活習慣病の発症にかかわるという多くの研究結果が示されています。
糖尿病との深いかかわり
特に、「糖尿病の第6の合併症」といわれるほど、糖尿病とは深いかかわりがあります。
糖尿病患者の約8割には歯周病の症状があり、歯周病治療を行うことで血糖値が改善することもあるようです。
歯周病を引き起こす細菌が、歯周組織から血管に入り込むと、血液中にサイトカインの一種がつくられます。
この物質は、血糖値を下げる「インスリン」の働きを妨げてしまいます。
その結果、歯周病があると、血糖コントロールが難しくなります。
歯周病の怖さは「無自覚」にあり
歯周病は痛みなどの自覚症状をほとんど伴いません。
気づかずに放っておくと、悪化する一方で、自然に治ることはありません。
「歯が抜けてしまう」だけが歯周病の怖さではないということです。
セルフケアとしての歯周病予防
公益社団法人日本歯科医師会が2018年に行った調査によれば、日本人の4人に3人が、「もっと早くから歯の健診や治療をしておけばよかった」と「後悔」しているということが判明しています。
皆さん、歯の健康について、先延ばしにしていませんか?
企業では、セルフケアとしての歯周病予防を、従業員の皆様に啓発されてはいかがでしょうか。
<参考>
・ 「歯周病が全身に及ぼす影響」(特定非営利活動法人日本臨床歯周病学会)
・ 「歯周病を治療すると糖尿病のコントロールが改善 合併症リスクも低下」(一般社団法人日本生活習慣病予防学会)