日本は、国民皆保険制度を通じて世界最高レベルの平均寿命と保健医療水準を実現しています。医療サービスが充実している日本ですが、がん検診受診率は先進国の中でも低い現状にあります。
日本のがん検診受診率は、3~4割台
厚生労働省の平成25年の国民生活基礎調査によると、日本のがん検診受診率は、
◆男性の場合 → 胃がん、肺がん、大腸がん検診の受診率は4割程度
◆女性の場合 → 乳がん、子宮頸がん検診を含めた5つのがん検診受診率は3~4割台
となっています。
特に、子宮頸がん・乳がん検診受診率が低いです
がん検診の国際比較を見ても、日本の乳がん検診、子宮頸がん検診は、OECD(経済協力開発機構)加盟国30カ国の中で最低レベルに位置しています。
欧米の検診受診率が80%以上であるのに対し、日本は35%程度と受診率が低いのが現状です。
日本では、国が定期的な検診受診を推奨しており、医療機関も充実していますが、受診率が低いのです・・・
検診を受けて、病気の早期発見をしましょう
検診を受ける目的は、「病気の早期発見」です。
病気を早期発見することにより、治療を早く始めることができます。
早い段階から治療をすることで、良好な経過が期待できるのです。
検診が大事なのは知っているけれど・・・
検診が大事だとは思っているけれど、検診って実際はどんなことをするの?と疑問を持つ方にご紹介したい情報があります。
女優の平愛梨さんや、モデルの舟山久美子さん等が、検診を体験したレポートを紹介しています。また、「子宮頸がん検診って何?」という疑問を解決してくれる内容が紹介されています。
乳がん検診体験記が紹介されています。
検診を受ける機会
◆居住地の自治体からの健診案内を利用する
がん検診無料クーポンや検診手帳の配布等により、受診勧奨しています。
◆勤務先の定期健康診断のオプションを利用する
オプションでは、乳がん検診等専門検査を追加することができます。
検診への関心を持つことが大切です。あなたの身体を守るために、検診を受けてみてはいかがでしょうか。