ふだんの生活の中で意識的に運動をとりいれていますか?
働いている方々の中には、運動をとりいれたくてもなかなか時間をとれない方、運動不足を自覚したり、適正体重に向けて運動を始めても、3日坊主になってしまう方もいらっしゃるでしょう。
私も保健師として社会人のみなさんとお話をさせていただく機会がありますが、忙しい中、運動を取りいれるのはなかなか難しい……とおっしゃる方が多くいらっしゃいます。
そんな方におすすめなのが、ちょこちょこ動きです。
今回はこの「ちょこちょこ動き」をわかりやすく解説します。
ちょこちょこ動きとは?
ちょこちょこ動きとは、いざ運動!と運動のための時間をとるのではなく、ふだんの生活の中で少しずつ動くことを意識する方法です。
たとえば、エレベーター・エスカレーター・階段といった選択肢が目の前にある時、一番運動量の多いものを選ぶようにします。
ちょこちょこ動きの例をご紹介します。
<ちょこちょこ動きの例>
* 通勤では、バスや電車の一駅分は歩く
* 歩いて移動する際、目的地まで少し遠まわりをする
* エスカレーターやエレベーターではなく、階段を使う
* 買い物は、まとめて買うのではなく、毎日足を運ぶ
* 食事を運ぶ時、お盆を使わず何度も往復する
* トイレは、階段を使って他のフロアへ行く
* 昼食は、少し遠くのお店へ行く
* 自動掃除機でなく、掃除機、雑巾がけを行う
* 電気製品のスイッチ操作にリモコンを使用しない
また、動いていない時間にも意識すると良いことがあります。
<動いていない時間に意識するべきこと>
* 電車では座らないで立っている
* 背筋を伸ばし、正しい姿勢をこころがける
* ごろ寝でテレビをみない
ちょこちょこ動きにプラスしたい「ながら運動」
テレビをみている時間、歯を磨いている時間、じっとしていませんか?
そういった時間にストレッチをしたり、その場歩きをするなどの「ながら運動」をプラスすることもおすすめです。
ちょこちょこ運動、ながら運動は、運動のために時間を作るよりも習慣化が容易ではないでしょうか。
ちょこちょこと動くことは、消費カロリーをアップして太りにくくなるだけでなく、動いても疲れにくい体にしてくれます。
少ない消費エネルギーでも、起きている時間、毎日積み重ねると大きいですよね。
日常のちょっとした意識で体が変わるちょこちょこ動き、ぜひ取り入れてみてください。