
年度末の慌ただしい期間を乗り越え、まもなく4月!
多くの企業では、夢や希望に溢れた新入社員が仲間入りする季節。
多くの関門を潜り抜けて憧れの企業の採用へと至った新入社員は、期待や喜びが大きいでしょう。
しかし、その反面、期待と同じくらいの不安を抱えています。
また、新入社員全員が「希望通りの配属」になるとは限りません。
一人前になる前に、イメージと現実とのギャップにとまどうこともあるでしょう。
このギャップを埋めることができずに、ストレスを感じる社員が少なくありません。
初心者マークの新入社員
社内での扱いは新人でも、対外的には「企業の看板を背負った人」。
もちろん、外部に対して失敗は許されません。
新入社員が学ぶのは、仕事の中身だけでなく、ビジネスのルールやマナー、交渉術など多岐に渡ります。
右も左も分からない環境の中、新入社員は日々壮大なプレッシャーと戦っています。
極度の緊張から「左折したいのに何故か右折してしまった!」なんてこともあるかもしれません。
期待と不安にあふれた新入社員が躓きやすいのは
理想と現実とのギャップ
入社前にイメージしていた内容と現実が違った場合、気持ちの切り替えが上手くできないと「こんなはずじゃなかった!」となりがちです。
会社が求める役割や期待を伝え、新入社員自らが「自分に何ができるか」を模索する方向へと背中を押しましょう。
経験のなさからくる不安
知識や経験がないため、成長段階で失敗をすると「会社に迷惑をかけている」と感じてしまい、「この先、続けられる自身がない」と不安を抱えることもあるでしょう。
簡単には解消できない不安を一人で抱え込ませないように、昼食に誘って話を聴くなど、失敗した時ほど接点を持つようにしましょう。
幅広い年齢層との付き合い方
世代間交流が少ない環境で育ち、同世代としか接してこなかった人も多いでしょう。
同期だけでなく、社内のコミュニケーションを苦手とする人も多いのが現代。
「根性論」と「気合い」は理解されません!
上司自身が「時代に適応するコミュニケーション能力」を身につけましょう。
生活スタイル、生活環境の変化
就職を機に転居した人は、慣れない環境や生活スタイルに戸惑うことも多いでしょう。
会社の寮や借り上げマンションでは、休日にも「プライベートがない」という場合もあります。
大型連休には帰省もできるように休ませるなど、オンとオフの切り替えを推奨しましょう。
ここに注意!
社会に出たばかりの新人は、いわばダイヤの原石でもあります。
様々な要素を持った原石を、上手に磨く(育てる)のは、磨き手(上司や先輩社員)の腕の見せ所。
不安を抱えた時期を上手く乗り越えられずにストレスを溜め続けると、集中力の欠如からミスが増えます。
叱責を受けたために仕事への意欲を無くした結果、貴重な人材の流出へと繋がりかねません。
新卒採用者の「3年以内の離職率」は 高校卒業者40%・大学卒業者32%と依然として高い傾向にあり、一人前になる頃に離職されては企業にとっては痛手です。
誰でも最初は半人前
先輩社員や上司にあたる人は、この先、一緒に会社を背負っていく仲間を育てるのも大きな仕事です。
ほんの数年(数十年?)前に自分が社会人になった時、緊張で高揚した気持ちを忘れ、いつのまにか「仕事ができている自分像」しか描けない先輩社員の皆さん!
“今思い出しても、赤面するような失敗”が、誰でも一つや二つあるものではないでしょうか?
期待と不安を抱えた新入社員の「期待」の部分を膨らませられるよう、昔の自分を振り返ってから、今季の新人を迎えてみてはいかがでしょうか。
<参考>
厚生労働省「新規学卒者の離職状況」














