効果的なカイロの使い方

寒さ本番のこの時期、皆さんはどのような工夫をされていますか?
冬の寒さ対策の代表は、使い捨てカイロではないでしょうか。
でも、カイロってどこを温めると、一番効果的なのでしょうか?
首の後ろや背中に貼る方、ポケットに入れて冷たくなった手を温める方など使い方は人それぞれです。

効果的なカイロの使い方

まずは、使用部位別の効果について。

首のつけ根

背中の曲げたときに出っ張る骨の、大椎(だいつい)という場所です。
首元には太い血管が通っているため、効果的に体を温めることができます。

腋の下

ここにも、太い動脈や静脈がたくさん通っています。
また、比較的皮膚に近いところに、血管が通っているため、効果的に温めることができます。

足のつけ根

つけ根の内側のところです。ここも脇の下と同様に、血管が表面近くにたくさん通っています。
ここを温めると体がとてもポカポカします。

手首・足首

多くの血管が集まっている、末端部分です。ここを温めると、指先や足先の冷えを予防することができます。
特に指先を使う仕事の方は、作業がしやすくなります。

尾てい骨の少し上あたりを温めましょう。
この部分には、大きな血管が通っているので、腹回り・下半身などの冷えを総合的に緩和することができます。

温めるのにおすすめの場所

温めるのに効果的な場所の共通点は、大きな血管がある場所や血管が集まっている場所です。
「でも、足のつけ根や手首・足首なんて、どうやってカイロを使うの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
最近では、足首や手首専用のカイロが販売されているので、そのような商品を使用したり、ミニタイプのカイロをハンカチやスカーフに巻いて、足首や手首に巻く方法もあります。
そして、足のつけ根を温めることは、意外に簡単です。
カイロをズボンやスカートのポケットに入れておくだけで、足のつけ根を温めることができます。
ポケットに入れて持ち歩く際には、ジャケットやコートのポケットよりも、ズボンのポケットに入れてみてはいかがでしょうか。

このほか、おなかの中からの冷えが気になる方には、下腹部と腰から挟むように温めると効果的といわれています。

推奨は「うさぎ貼り」

ちなみに、カイロメーカーの方のお勧めは、腰に1枚横向きにカイロを貼り、その上に背骨を左右から挟むように縦に2枚貼る「うさぎ貼り」だそうです。
一度に3つ使用は少し贅沢な気もしますね。

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