「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを全国で実施中
- 2020/5/26
- 労働安全衛生法
学生や社会人の皆さんで、これまでアルバイト経験がある、今アルバイト中の方も多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大でアルバイト活動が制限される、生活・収入への影響から新しくアルバイトを開始する方もいると思います。
この機会に、ご自身のアルバイト労働条件を確認してみましょう。
「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーン実施中
厚生労働省では、全国の大学生等を対象として、特に多くの新入学生がアルバイトを始める春より、自らの労働条件の確認を促すことなどを目的としたキャンペーンを実施しています。
〇重点的に呼びかける事項
(1)労働条件の明示
(2)学業とアルバイトが両立できるよう適切な勤務シフトの設定
(3)労働時間の適正な把握
(4)商品の強制的な購入の抑止とその代金の賃金からの控除の禁止
(5)労働契約の不履行に対してあらかじめ罰金額を定めることや労働基準法に違反する減給制裁の禁止
〇主な取組内容
(1)都道府県労働局による大学等への出張相談の実施
(2)大学等でのリーフレットの配布等による周知・啓発
(3)都道府県労働局及び労働基準監督署に設置されている総合労働相談コーナーに「若者相談コーナー」を設置し、学生からの相談に重点的に対応
〇実施期間
令和2年4月1日から7月31日まで
アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント
アルバイト開始前、以下の7つのポイントを確認しましょう。
1. アルバイトを始める前に、労働条件を確認しましょう
※希望すればメール等で労働条件通知書をもらうことも可能です。
2.バイト代は、毎⽉、決められた⽇に、全額⽀払いが原則
3.アルバイトでも、残業⼿当があります
4.アルバイトでも、条件を満たせば、有給休暇が取れます
5.アルバイトでも、仕事中のけがは労災保険が使えます
6.アルバイトでも、会社都合の⾃由な解雇はできません
7.困ったときは、総合労働相談コーナーに相談を
平日夜間・土日の相談は労働条件相談ほっとラインへしましょう
【0120-811-610】
⽉〜⾦︓午後5時〜午後10時、土・日︓午前9時〜午後9時
※事業主の方からのご相談も受付可能
これって違法……?
新しくアルバイトを始める方にとっては、この職場のルールが一般的なのか、それとも違法にあたるのか、なかなかわかりにくいと思います。
アルバイトを開始し、こんなことで困っていませんか?
・ お店が忙しくて休憩がもらえない
・ 売れ残った商品を 買い取るよう言われる
・ 代わりを見つけないとバイトを辞めさせてもらえない
・ 開店の準備や片付けの時間の給料がもらえない
上記のような経験がある、不安な場合、厚労省の各窓口、ホットラインに相談しましょう。
また、労働条件に関する法律をクイズ・ゲームを通じ学習できるアプリや学生向けの手引きも厚生労働省から発表されています。
◆確かめよう、労働条件!
◆「働くこと」と「労働法」~大学・短大・高専・専門学校生等に教えるための手引き~
<参考>
・ 厚生労働省「『アルバイトの労働条件を確かめよう!』キャンペーンを全国で実施」
・ 厚生労働省「学生の皆さんへ アルバイトをする前に知っておきたい7つのポイント」