ドクタートラストでは産業医の資格を持つ医師を企業の方に紹介しています。
企業の健康管理のやり方や産業医の考え方とアンマッチが発生しないように紹介の際には企業の方と医師に原則お会いしていただいており、双方が納得してから産業医の仕事をスタートしていただけるような仕組みにしています。
その際に発生する意外な落とし穴について今回は紹介したいと思います。
良い産業医が見つかったのに、訪問してくれない?
50名を超える事業場では産業医の職場巡視が少なくとも2か月に1度は義務づけられているため、一度訪問すれば終わりではなく、長きにわたり訪問していただき、お仕事をともに行います。
長いお付き合いとなるため、弊社では冒頭のようなマッチする医師を紹介できるようなしくみを導入しています。
しかし、です。
ここで自社に合ってぴったりマッチングするような良い産業医が見つかっても、訪問がままならない、ということが発生することがあります。
それは「訪問の日程・時間が希望と合わない」という状況です。
今回はその対策についてお話しします。
スムーズな調整のしかた
50名以上の従業員が存在する事業場では、法令で産業医の訪問が義務づけられています。
先生が決定した後、よく聞くのが「訪問時に次回の日程を決めたい」というお言葉。
このやり方は別段問題はありません。
しかし、管理が複雑になり、どちらかがその日を忘れやすくなったり、先生と企業側との調整がつきづらくなったりします。
調整ができず、結果訪問が行われない月が発生してしまうことは、とても大きなリスクです。
また訪問ができない月が発生した場合、どちら側の理由で訪問できなくなったのか不明確になります。
私たちがご案内する場合、以下のように予め産業医の先生が訪問する日程を固定化することをお勧めしています。
例:第2月曜の16:00~18:00
契約を結ぶ際に、基本的な訪問日時を決めておくと以降の調整が大変スムーズになります。
また企業側も先生のスケジュールが確定してから衛生委員会委員会の開催日など調整する必要もなく、準備にも余裕ができます。
無用なトラブルを避けるためにもなるべく固定化した方がベターでしょう。
突発的な日程調整
職場巡視等で定期的な訪問が義務づけられているケース以外でも、さまざまな形で産業医面談を希望する人は増えてきます。
ストレスチェックの結果による高ストレス者への面談をはじめ、ある日急に従業員が診断書を持って出社し、休職にかかる面談を急遽調整しなくてはならない、ということもよく聞く話です。
休職にともなう面談など緊急性のある場合は、なるべく早くに面談を行わなくてはなりません。
定例訪問日まで日がある場合、別途産業医と日程の調整が必要になります。
早く面談を組まなければと慌てるかもしれませんが、調整の際にはまずはその面談が必要な理由をお伝えし、その後面談が可能な日程を産業医から提示してもらうのが良いでしょう。
産業医の先生の多くはご自身の研究日などで産業医の業務を行っています。
それ以外の時間は常勤先である病院や、クリニックで患者を診察しています。もしかすると絶対に手の離せないような、人命に関わる対応をしているかもしれません。
その時間帯に訪問してほしいと希望をお伝えしても調整してもらえる可能性は極めて低いと考えたほうが良いでしょう。
したがって、可能な日時を産業医から提示してもらい、そこから面談対象の従業員と調整をしていくと、決定までのプロセスはスムーズになっていくでしょう。
働き方改革に伴い、これから産業医の力を借りたいと考えている企業も多いかと思います。
産業医の先生のサポートを長く受けられるよう、上手に調整を図りましょう。
産業医との契約に不安や不満があるという方はドクタートラストにお問い合わせください。
全国1位の契約数を誇るドクタートラストが、導入後もスムーズな運用をサポートいたします!
詳しくはこちらから!
産業医のことならドクタートラスト<https://doctor-trust.co.jp/sangyoui/>