部署同士、あるいは部署内で連携を取り合って業務を推進していきます。
そのうえでコミュニケーションは情報共有という観点からも非常に大切な要素となります。
社内コミュニケーションの重要性
コミュ二ケーション不足であるがゆえの情報の漏えい、あるいはバラバラの顧客対応といったことが生じる可能性もあります。
今回は、コミュニケーション円滑化のためにに各企業が独自に行っている取組例をご紹介します。
取り組み事例
カルビー株式会社:ダーツで席決め制度
固定席を持たずに業務にあたるフリーアドレス制、近年では多くの企業で取り入れられていますが、カルビーのフリーアドレス制は一風変わっています。
各々が自由に好きな席を選ぶのではなく「ダーツシスシステム」でランダムに席が決定するというものです。
ただし、すべての席がランダムというわけではありません。
システムでは、仕切りのない4人席の「コミュニケーション席」、仕切りのある4人席の「ソロ席」、窓側に横並びに設置され電話も禁止の「集中席」など、その日の業務のしかたなどに合わせてエリアの条件を設定することができます。
出所元:カルビーの環境について(カルビー株式会社)
株式会社ぐるなび:ウォーキング・ミーティング
歩くことで頭が冴え、アイディアを思いつきやすくなるだけでなく、会議室よりものびのびとよりフラットにミーティングができることから、ぐるなびでは「ウォーキング・ミーティング」を導入しています。
歩くことによってミーティングが活性化するだけでなく、運動不足の解消や気分のリフレッシュにもつながり、非常に効果的なのだそうです。
出所元:日本経済新聞 連載『あすへの話題』ウォーキング・ミーティング(株式会社ぐるなび)
株式会社武蔵野:サンクスカード
武蔵野では、相手の名前と感謝の言葉を書いて相手渡すカードを「サンクスカード」と呼んでいます。
サンクスカードによって業務的な成功だけでなく、部署内での小さなフォローをより大切にすることができます。
また、ルーティン業務が多く、評価されづらいバックオフィスの方の評価にも効果的です。
おわりに
コミュ二ケーション向上によってモチベーション向上や作業効率向上、また、人間関係の醸成で離職率低下につながるという観点から、会社が円滑なコミュニケーションを促すため、上記のように何らかの施策を打つことは重要です。
しかし何よりも大切なのは、普段から一人ひとりが互いを気遣い尊重することではないでしょうか?