今年から、1月23日は「一無、二少、三多の日」と制定されましたが、皆さんは、こちらが何だかご存知でしょうか?
一無、二少、三多とは?
生活習慣病予防に対する国民の意識向上と、これによる健康寿命の延伸を目指すべく、日本生活習慣病予防協会では、毎年2月を「全国生活習慣病予防月間」と定めています。
「一無、二少、三多による生活習慣病予防」をテーマに広く啓発活動を行っていますが、こちらのスローガンは、それぞれ下記を表しています。
●一無:禁煙のすすめ
ニコチン・一酸化炭素・タールは「タバコの三悪」と呼ばれています。
こうした身体への悪影響について、健康日本21では”若年層における喫煙をゼロにする”という大きな目標を掲げています。
●二少:少食、少酒のすすめ
満腹まで食べる習慣をやめ、暴飲暴食を控えた腹七・八分目の規則正しい食生活を推奨しています。
またアルコールについて、健康日本21では1日20g程度(日本酒換算で一合程度)の摂取が望ましいとされています。
「正しいお酒の飲み方」=「適正飲酒」は、アルコール健康医学協会が作成した「適正飲酒の10か条」でわかりやすく整理されていますので、こちらもご参考に。
●三多:多動・多休・多接のすすめ
からだを多く動かし(多動)、しっかり休養をとる(多休)、また多くの人・事・物に接すること(多接)で、創造的な生活を送ることを推奨しています。
活発な交流や趣味豊かな生活は、健康長寿に欠かせない条件の一つではないでしょうか。
2017年のスローガンは、「グッバイ、たばこ」
2017年の強化テーマは、ずばり禁煙です。
一般社団法人日本生活習慣病予防協会が、”グッバイ、たばこ”として川柳を公募したところ、見事最優秀作品として選ばれたのが、煙(えん)を断ち、健康長寿と 縁結びの川柳です。
ほかにも、詠み人の健康への願いが込められた川柳が選ばれています。
・長生きは あなた次第の 禁煙で
・言わないが 迷惑してます その煙
・医師と意思 二人三脚 脱タバコ
・その一本 やめて今日から 健康貯金
・無煙です 医者も薬も 無縁です
また、以下の川柳には、喫煙者自身の健康だけではなく、周囲の人、家族への思いも込められており、たばこを通した大切な人に対する思いやりにも気付かされますね。
・禁煙は 想う人への プレゼント
・おとうさん におわないねと 子の笑顔
毎年2月の恒例行事に
毎年2月は、行政、自治体、関連団体、産業界やメディアなどを通じて、「“一無、二少、三多”による生活習慣病予防」を基本テーマに、1か月間集中的に情報発信を行っています。
広くこの機会をご活用いただき、健康づくりにお役立てください。
参考資料やリーフレットなどはこちら(一般社団法人日本生活習慣病予防協会)