ストレスは自分が作り出しているのかもしれない

ストレスは「仕事や環境から受けるもの」、そう感じている人が多いのではないでしょうか。
もちろん、繁忙期の過酷な業務量や、理不尽な意見に振り回されたり・・・と、
外的な要因も多々ありますが、実は、自らが作り出しているという側面もあります。

ストレスは嫌なこと?

現代社会では「いやなこと=ストレス」と捉えていることが多いように見受けられます。
周囲で起こる問題やその原因に対して、犯人探しや絶対的な悪に対して、意識が向いていませんか?
また、物事を複雑に考え過ぎて、億劫な気分になっていませんか?
つい「自分は被害者」と感じていませんか?

ストレスとは、「心身に受ける全ての刺激」です。
精神医学におけるストレス要因は、
・良いこと(旅行・結婚・引越し)
・悪いこと(借金・病気・離別)
内容や頻度など、様々なものがあります。
自分に刺激や愉しみを与えるものも「ストレス」となりますが、「ストレス=悪いこと」に着目されがちです。
ストレスだと感じる場合は、自分が「面倒なこと」「嫌だと感じること」だけを意識的に選択していることが多いのではないでしょうか。

こころのフィルター

ストレスの多くは、他者とのかかわりの中で生じます。

人は自らの主観で生きており、物事に対して常に客観的に捉らえているわけではありません。
これは “ 自分の主観 ” という「フィルター」を通しているためです。

人によってこの「フィルター」は違います。
自分と他者とでは、大切なこt、譲れないもの、あらゆるものの価値観が異なります。
同じ事象でも、人よって受け止め方や感じ方は違います。

これらを認識すると、それまで自身の主観で主張してきた「自分が正しい」という概念が、そもそも存在しないということにも気づくでしょう。

捉われない精神

「自分が正しい」という考えから抜け出すことで「ストレス」は軽減されます。
他者とのかかわりの中で生じてきたストレスは、人の価値観の多様性を認め、自分がスタンダードでは無いことを知ることで、それまでの拘りや捉われから解放されるでしょう。
自身の主張を強くすればするほどストレスが生じますが、様々な価値化や多様性を認めることで、感じるストレスも軽減されます。
一度、自身の枠を取り払ってみてはいかがでしょうか。

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