「アガり」にさよなら――過緊張から抜け出すのは簡単だった!

新入社員の入社間もないこの時期、緊張する場面が多くあるのではないでしょうか?
職場での自己紹介にはじまり、初めての電話応対や名刺交換。頭の中が真っ白になってしまう経験をする新人もいるでしょう。
今回は、「なぜ人間は緊張するのか?」「どうしたらリラックスできるのか?」についてお伝えしていきます。

緊張は“防衛本能”

人間が緊張するのは、太古からの“防衛本能”だといわれています。
有史以前、人間は獣から身を守るとき、心拍数上昇 → 集中力アップ → 身体能力向上という反応が必要不可欠でした。
すなわち、緊張は人間にとって、なくてはならない反応であったため、今も誰もが緊張状態になるのです。

「でも、自分は緊張でガチガチになるのに、全然へっちゃらな人もいるのはナゼ!?」と疑問をもったあなた、それはズバリ「アガる」か「アガらない」かの違いです。
ここでいう「アガる」とは、“必要以上に緊張してしまう(=過緊張)”こと。
過剰に神経伝達物質が分泌され、交感神経が刺激されると、次のような状態になります。

・顔が赤くなる
・多くの汗をかく
・手足が震える
・口の中が乾く などなど

過緊張から抜け出す3つの方法

過緊張から抜け出すためには、副交感神経を刺激することが有効です。
そのための方法を以下に3つ紹介します。

  • 深呼吸をする。ゆっくりと行動することを意識する

せかせかした動きは副交感神経のはたらきを低下させます。
焦るときほど、意識的にゆっくり行動・呼吸をしてみましょう。
呼吸が整えば自然と副交感神経が活動し、落ち着くことができます。

  • 冷たい水を飲む

冷たい水を飲むのは、朝の排便を促す方法としても有名な方法ですが、いずれも胃結腸反射を誘発するために行うものです。
腸が活発に動くようになれば、副交感神経が刺激され、落ち着くことができます。

  • 筋弛緩法

筋弛緩方は、緊張してガチガチになった筋肉から力を抜く方法です。
筋肉から力が抜ければ自然と落ち着くことができます。
詳しい方法については以下のリンク先をご参考にしてください。

在外教育施設安全対策資料(文部科学省ホームページ)

適度な緊張も必要

リラックスする方法を紹介してきましたが、緊張は必要なものです。
緊張がまったくない=“寝ているような状態”です。
つまり、高いパフォーマンスを発揮するには、適度な緊張が必要なのです。
「緊張するのは当たり前!」と緊張することを受け入れ、むしろ挑んでみてはいかがでしょうか。
場数を踏むことがアガらないための一番の近道、といえるかもしれません。

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