冬って、なぜか疲れる……そんな人は「冬バテ」に注意!

寒さが厳しくなる時期、なんだか疲れが取れにくい、寝つきが悪い、風邪が治りにくいなどと感じることはありませんか?
それは、「冬バテ」かもしれません。
対策をしないと春まで長引く可能性もあります。そこで、冬バテの原因と症状、対策をご紹介します。

原因と症状

人間は正反対のはたらきをする交感神経と副交感神経により、バランスをとっています。交感神経は活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時などにはたらき、副交感神経は休息している時、リラックスしている時、眠っている時などにはたらいています。
冬場の朝晩と日中の激しい気温差が冬バテの原因になります。
寒い屋外と温かい屋内に対応するため、体に負担がかかり、自律神経のはたらきが乱れやすくなります。
また、寒さや多忙などによるストレスは、交感神経を優位にします。
交感神経が優位な時間が長いことも冬バテの悪化につながります。
冬バテにより、疲労感、倦怠感、やる気が出ない、寝つきが悪い、筋肉のコリ、頭痛、かぜのひきやすさなどが起こるといわれます。

副交感神経を活性化させる6つの方法

冬バテから身を守り、交感神経に偏り気味の自立神経のバランスを整えるには、意識的に副交感神経のはたらきを高めることが大切です。

①体を温める
⇒38℃~40℃のお風呂にゆっくり入ると、体が温まり、リラックスし副交感神経の働きが高まります。41℃以上の熱すぎるお湯は逆に交感神経を優位にさせてしまいます。

②急に体を冷やさない
⇒体が急に冷えると、交感神経が優位になります。寒いところに出る時は温かい格好をしましょう。

③食事を規則正しく、バランス良くとる
⇒1日3食バランス良く食事をとることが基本です。抗酸化成分を含むゴマ・きのこ類・緑黄色野菜、海藻類を取り入れると良いです。

④姿勢と呼吸を意識する
⇒寒さやストレスで自律神経が緊張している時は、自然に呼吸は浅くなり、姿勢も前かがみになりがちです。意識して胸を広げて深呼吸をしましょう。

⑤室内でできる運動をする
⇒ストレッチやヨガなど、室内でできる運動を取り入れると良いです。

⑥朝太陽の光を浴びる
冬は日照時間が少ないため、メラトニンの分泌量が減ります。メラトニンの分泌量が不足すると、睡眠障害に陥りやすく、自律神経のバランスの崩れにもつながります。朝、太陽の光を浴びて、メラトニンの分泌量を増やし、質の良い睡眠をとれるようにしましょう。

冬の寒さに負けないよう、自律神経のバランスを保ち、気持ちよく春を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか。

 

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