先輩になって変わった私の「働き方改革」

こんにちは。保健師の菊池です。
今日は、最近実践している個人的な働き方改革について書いてみたいと思います。

私は20代の若手社員であり、産業保健の経験もベテランとは程遠く、いつも先輩保健師さんに助けてもらいながら日々の業務をこなしていました。
そんな私の部署に、最近新しく入社した保健師KさんとSさんが配属されました。
私はプリセプターになり、現在は3人4脚で毎日仕事をしています。

これまではいつも、先輩保健師の方々に甘やかされてぬくぬくと仕事をしてきた私が、はじめて指導や助言をする立場になり、プリセプターになったこの1ヶ月自分自身に大きな変化を感じています。

毎日の出勤時間が変わった

お恥ずかしながら、私は朝が非常に苦手で慌ただしく駆け込むように出社し、始業時刻に自分の業務が開始できるように出勤していました。
3人で切磋琢磨すると決まってから、これまで通りでは3人一緒に業務をスタートできないことを実感しました。
それから毎朝、余裕をもって出社し、3人分の業務量の見直しを必ず始業前に行うようになりました。
始業時刻と同時に、KさんとSさんへ声をかけ、3人で業務の見直しを行います。
その後、質問や確認事項があれば一人ひとりへ声をかけ1日がスタートします。

これまでよりも、円滑に業務を進めるための方法を考えるようになりました。

勤務時間中の振る舞いに意識を向けた

再び、お恥ずかしながら私はすごく慌ただしい性分で、切羽詰まってくると表情や振る舞いに出てしまうことが長年欠点であると自覚していました。
治さねばと常々考えていたものですがいつも上手くいきませんでした。
私が焦ったり、不安を表出するとほかの2人に遠慮をさせてしまうことで聞きたいことを聞けない状況に繋がりかねないと懸念しました。

不安を感じたら、何が不安なのかを考える。
焦った時は、1回深呼吸をしてからまずは情報の整理を行う。

最も苦手としてきた感情のコントロールを実践しています。

コミュニケーションで心がけていること

そして最も意識して実践しているのは2人とのやり取りです。
まずは自分自身の中でNGワードを決めました。

「前にも話したとおもうんだけど」という前置きです。

言ったことあるなと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか

私は、この言葉からいろいろなデメリットが生じると思いました。
・質問した人に申し訳ないという気持ちが発生してしまいかねないこと
・1度教わったことに関して確認したい時に抵抗感が生まれてしまうこと
・教わっていないことに関して質問する時にも、もしかしたら前に聞いているかもしれないという不安が生まれること

この3点から、質問した人に質問しづらい気持ちを植え付けてしまう言葉であると考えました。

そうして、常に新しいことを教える気持ちで関わることを心がけました。
もし1度尋ねられた内容を再度教えていたとしても、質問した本人自身が聞いたことある、と記憶を紐解くことができ、気付きを促すことで、学習体験につながります。

また、新しいことを教える時と、前も言ったのに忘れたのかと感じて説明をするときの心境は大きくことなります。
前者のほうがよりていねいに、質問しやすい雰囲気を心がけるための雰囲気づくりをすることと思います。

2人と仕事をするようになって変わったこと

・余裕をもって会社に来ることで、社員一人ひとりときちんと朝の挨拶をする機会が増え、コミュニケーションの機会も増えた
・勤務中の振る舞いを意識することで、周囲の人から声がかけられやすくなり、たくさんの業務に関して相談をしてもらえるようになった
・個人の業務以外についても報告や相談する機会が増え、部署内外を通して連携をとることが増えた
・ていねいな関わりを日々心がけていることからいつ、誰に対しても落ち着いて接することを意識できるようになった

私自身が主観として捉えている限りでもいろんなことが変わってきており、非常に働きやすいと感じるようになりました。
部長や課長からも頼りにしてもらえている実感もあり、任せてもらえる業務の幅も増えたように感じています。

組織としての働き方改革をと投げかけられている昨今ですが、自分自身の意識を改革することで、働き方改革に繋がったと実感しました。
きっかけなしでは難しいかもしれませんが、まずは何かひとつ意識して取り組んでみるだけでも大きな効果があるかもしれませんね。

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