ランチに辛いものはNG?

みなさん、普段仕事の日のランチはどのようなものを食べていますか?
その日の気分や季節により、さまざまかとは思いますが、実はランチに辛いものを選ぶと、午後からの仕事で眠くなりやすくなるんです!

辛さで目が冴えるはウソ?

辛いものを食べると、なんとなく目が冴えるようなイメージがあるかもしれませんが、食べたあとが問題となってきます。
辛いものを食べることで体がポカポカして体温があがることは、容易に想像できるかと思います。
私たちのからだは、体温が急に高くなるとより低くしようとする性質があるのですが、いちど上がった体温がその後下がった時に、私たちは眠気を感じます。
そのため、辛いものを食べたすぐ後は目が冴えていたとしても、体温調節の過程で眠気がおそってくることとなります。

辛いものは食べちゃだめなの?

じゃあ、辛いものは食べちゃだめなの? と言われてしまいそうですが、逆に考えるとこの眠気を利用する方法もあります。

そもそも、夜よく眠れていなかったり、睡眠不足があれば、ランチの内容に関係なく仕事中の眠気は襲ってくるものです。
夜にきちんと睡眠をとり、睡眠不足を解消するために、この「いちど上がった体温がその後下がった時に眠気を感じる」という性質を利用しましょう。
ゆっくりと湯舟につかったり、ランニングをしたり……そう考えると、辛いものは夜食べるといいかもしれませんね。

これは朝でも同様のことがいえるので、朝から辛いものを食べたり、激しい運動をしたり、お風呂に入ったりなどの体温を急激に上げる行動は、その後眠気を引き起こしやすくなるので、仕事の日には注意が必要です。

絶対ダメ、ではない

今回は、体温が下がる過程で眠気を感じることをお伝えしましたが、午後の眠気の原因はそれだけではありません。
「ランチに辛いものを食べてはいけない!」ではなく、あくまで「いちど上がった体温がその後下がった時に眠気を感じる」という性質を、ランチメニューを決める際の参考にしていただければと思います。

「今日の午後は大事な会議!」
そんな日のランチには、辛いものを控えてみるのも一つの方法かもしれませんね。

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