「シャドウ・ワーク」という視点で仕事を見直す

シャドウ・ワークという言葉を聞いたことはありますか?
この言葉は社会学者のイヴァン・イリイチによって作られた造語です。
直訳すると「影の労働」ですが、もう少し詳しく説明すると、「生産活動をする上では必要不可欠だが、金銭の支払いの対象にならない労働」のことを指します。
では、金銭の支払いの対象にならない労働とは何なのでしょうか。

①家事労働

当たり前のように行っている掃除や洗濯などの家事。
家政婦ではない限り、家事を行って報酬をもらえることはありませんよね。
しかし、生活の基盤を支えていくには必要不可欠のものであり、必ず誰かが行わなければならないものです。
そのため、家事は労働だと捉え、シャドウ・ワークだという考え方があります。
この考え方には賛否両論がありますが、当たり前のように家事を行ってくれている両親など、一緒に暮らしている方に対しての考え方を見直すきっかけにはなるかもしれません。

②通勤

職場に向かうために誰もが行っている通勤。
経済活動を支えるには欠かすことができず、また、通勤しなければ仕事もできません。
これもシャドウ・ワークの一つだと考えられています。
もちろん、移動時間を有意義に活用している方も多くいるかと思いますが、通勤時間の間にできることは限られてしまいます。
その点を考えると、通勤時間は短く、他のことに時間を割いてみるのもいいですね。

働き方を見直すきっかけに

当たり前のような家事や通勤も、労働という視点から考えると、今までの考え方が変わりそうな気がしますね。
シャドウ・ワークという考え方を参考にして、ご自身の生活を見直してみてはいかがでしょうか。

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