8月7日は「鼻の日」でした。
アレルギー性鼻炎や、副鼻腔炎など、さまざまな鼻の病気がありますが、鼻の病気は冬や春先にかけて多いイメージがあります。
しかし、最近は夏に鼻炎や、ドライノーズなどの鼻の病気が増えてきています。
8月に入り夏本番、鼻が不調な方はいませんか?
ドライノーズ(乾燥性鼻炎)とは ~こんな症状はありませんか?
ドライノーズ(乾燥性鼻炎)とは、冷房で空気が乾燥することで、鼻の中の粘膜も乾燥し、ムズムズしたり、鼻をかみたくなるといった症状が出ている状態です。
ひどくなると乾燥感だけでなく、痛みを伴うこともあり、鼻をかむと出血したり、炎症がおこることもあります。
鼻炎・副鼻腔炎の原因と症状
鼻炎とは、鼻の粘膜が過敏に反応してしまい、透明な鼻水やくしゃみがでたり、鼻が詰まったりする症状です。
原因が花粉の場合は花粉症とよばれます。
一方、副鼻腔炎は細菌感染が原因で、色のついた鼻水が出るのが特徴です。
慢性的な副鼻腔炎になると蓄膿症と呼ばれます。
夏に鼻炎・副鼻腔炎が増えています!
冬や春に多かった鼻炎・副鼻腔炎が夏にも増えてきました。
それはやはり冷房で空気が乾燥していることが原因です。
さらに、冷房内部の掃除が不十分だと、冷房にたまったハウスダストや繁殖したカビなどが部屋中にまき散らされることになります。
特にオフィスなど、エアコンの効いている部屋に一日中いる方は危険です。
また、夏になると暑さから食欲がなくなったり、睡眠不足になる方も多く、そういった方は体の免疫力も落ちてきます。
免疫力が落ちることで、鼻炎や副鼻腔炎になるリスクも増えてしまうのです。
夏の鼻炎・副鼻腔炎対策
では夏の鼻炎・副鼻腔炎にはどのように対策をすればよいのでしょうか。
まず、鼻の粘膜を乾燥させないことが重要です。
・ マスクをつける
マスクの内側に湿らせたガーゼを挟むとより効果的です。
・ 鼻の粘膜にワセリンを塗る
マスクをつけるのが難しい場合、粘膜にワセリンを塗るのも効果的です。
ただし本来、鼻の粘膜は潤うようにできていますので塗りすぎないようにしましょう。
・ 湿度計をつけ、湿度管理をする
オフィスでエアコンを一日中つけている場合、知らず知らずのうちに湿度が低くなりがちです。
湿度計をつけ、室内の湿度を50~60%以上に保ちましょう。
・ ビタミンAを含む食物で粘膜を強化しましょう
ビタミンAを含む食物には、粘膜を強化するはたらきがあります。
ビタミンAの摂取には以下がおススメです。
- 鶏レバー
- うなぎ
- 緑黄色野菜
- たまご など
これらのことに気を付け、鼻の不調を撃退しましょう。