ドクタートラストの保健師が学会賞を受賞しました
2018-11-13
「産業保健新聞」運営元である株式会社ドクタートラストに所属する瀧澤莉代保健師が、2018年11月3日、4日に開催された日本産業看護学会第7回学術集会で「満足度分析によるストレスチェック後の職場環境改善優先度の検討」を発表し、最高評価である優秀賞を受賞いたしました。
日本産業看護学会とは
日本産業看護学会とは、産業看護学の学問体系の確立、高度な実践能力・実践方法の開発、体系的な産業看護教育のため、2012年に設立された学会です。
産業看護ケアの質の均一化と向上を目指しています。
毎年秋に学術集会を開催し、優れた発表を行った者に優秀賞を授与しています。
受賞タイトル
「満足度分析によるストレスチェック後の職場環境改善優先度の検討」
発表者:瀧澤莉代(ドクタートラスト 保健師)
共同研究者:大西裕美(ドクタートラスト取締役 産業保健看護上級専門家)、吉尾清乃(ドクタートラスト 保健師)
発表内容
ドクタートラストのストレスチェックを受検した186,200名の結果を用いて、設問項目のどれを優先的に改善すると「仕事の満足度」向上に影響するかを分析しました。
その結果、「仕事の量」「技能の活用」「家族や友人の支援」よりも「仕事の適性」「上司の支援」「仕事の裁量」を優先して改善したほうが、「仕事の満足度」向上に大きく影響することが判明しました。
図1の見方
- 重要改善項目:「仕事の満足度」への影響が大きい一方で、満足度が低い項目。この項目が、「仕事の満足度」向上に向けて、最優先で改善すべき課題となります。
- 重要維持項目:「仕事の満足度」への影響が大きく、満足度も高い項目。現在の「仕事の満足度」の源泉であるとみなすことができます。
- 維持項目:「仕事の満足度」への影響は低いものの、満足度が高い項目。ひとまず現状を維持しておけばよい項目といえます。
- 改善検討項目:「仕事の満足度」への影響が低く、満足度も低い項目。
図2の見方
改善度指数:数値が大きいほど、「仕事の満足度」向上のための改善優先度が高い
ドクタートラストでは、ストレスチェックサービスのオプションといたしまして、上記発表で用いた満足度分析を用いて、企業ごとの場環境改善優先度を導出し、さらには具体的な施策の提案、および実施を行っております。
サービスの詳細につきましては、お気軽にお問合せください。
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