11月は「過重労働解消キャンペーン」月間
- 2016/11/9
- 労働安全衛生法
皆さんは「過重労働解消キャンペーン」をご存知でしょうか?
昨今、長時間労働対策の強化が喫緊の課題となっていますが、厚生労働省では、「過労死等防止啓発月間」の一環として「過重労働解消キャンペーン」をこの11月に実施し、長時間労働の削減等の過重労働解消に向けた取組を推進するため、使用者団体・労働組合への協力要請、リーフレットの配布などによる周知・啓発等の取組を集中的に実施します。
主な実施概要
(1)労使の主体的な取組を促進
キャンペーンの実施に先立ち、厚生労働省労働基準局長が、使用者団体や労働組合に対し、協力要請を行い、労使の主体的な取組を促します。
(2)労働局長によるベストプラクティス企業への職場訪問
都道府県労働局長が長時間労働削減に向けた積極的な取組を行っている企業を訪問し、取組事例を報道等により地域に紹介します。
(3)重点監督を実施
長時間の過重な労働による過労死等などに関して労災請求が行われた事業場や若者の「使い捨て」が疑われる企業などへ監督指導を行います。
※重大・悪質な違反が確認された場合は、送検し、公表します。
(4)電話相談を実施
「過重労働解消相談ダイヤル」は11月6日のみの実施となりますが、下記窓口でも平日夜間・土日に、労働条件に関する相談を無料で受け付けています。
■労働条件相談ほっとライン【委託事業】
0120-811-610(フリーダイヤルはい!労働)
(相談対応時間:月・火・木・金17:00~22:00、土・日10:00~17:00)
(5)周知・啓発を実施
使用者等へのパンフレットの配布、広報誌、ホームページの活用により、キャンペーンの趣旨などについて広く国民に周知を図ります。
(6)過重労働解消のためのセミナー開催
企業における自主的な過重労働防止対策を推進することを目的として、 11月を中心に全国で計60 回、「過重労働解消のためのセミナー」【委託事業】を実施します。
(無料でどなたでも参加できます。)
専用ホームページURL: http://partner.lec-jp.com/ti/overwork/
過重労働解消キャンペーンは、企業・個人それぞれの視点から過重労働にアプローチできる内容となっています。
過重労働を続けることは、心身の負担やストレスに直結すると言っても過言ではありません。
ぜひこのキャンペーンをきっかけに過重労働と向き合い、過重労働の撲滅を目指してほしいと思います。