
苦い嗜好品
コーヒー、お茶、チョコレート、ビールなどに共通する「苦味成分」。
気分を変えたい時やストレスから開放されたい時に、これらで気分転換を図る人も多いのではないでしょうか。
疲れた時には、自然と苦い嗜好品がほしくなりますね。
この理由は、調査によると、ストレスを感じた後は苦味の感受性が低下し、苦い食品を美味しいと感じる傾向があるからなのだそうです。
苦味成分には、抗酸化作用やデトックス作用があり、体の調子を整えてくれる効果があります。
また、適度の苦味は、胃を刺激し胃酸や消化酵素の分泌を促進するため、上手に摂ることによって、体を健康に保つことが期待できます。
夏場の食欲があまりない時に、ゴーヤがおいしく感じるのはそのせいもあるでしょう。
無意識のうちに、体が苦味物質がもつ生理的作用を望んでいるということです。
グルメな大人は苦味が好き
もし、コーヒー、お茶、チョコレート、ビールなど、苦いものばかりに手が出てしまう…という方は、過度の疲労のサインかもしれません。
仕事やプライベートのスケジュールの見直しをしてみてはいかがでしょうか。
また、食に対する興味や関心が強い人ほど、食品の苦味を好む傾向も強くなり、ストレス解消の手段として苦味をより求めるようにもなるそうです。
「グルメな大人」の人ほど、苦味でストレス解消をしようとしていると考えられます。
しかし、疲れているからといって、苦い嗜好品を大量に摂取するのは危険!
そんなときは、他の苦みのあるものを代用することをお勧めしたいます。
小松菜、ほうれん草、ふきのとう、菜の花、セロリ、パセリ、グレープフルーツ、焼き魚などの苦味成分も活用してみてください。