夜中、途中で目が覚めるときは、毎回同じ時間に目が覚めてしまいます。
どうしてですか?
途中で起きたときに時計を見る癖をやめてみましょう。
私たちが毎日当たり前にしている睡眠。
しっかり眠ることができる、翌日頭が冴えていたり、仕事のパフォーマンスが上がることは誰しも認識しています。
しかし、睡眠中に目が何度も目が覚めたり、その後寝付けないということが生じると、翌日の大切な仕事に影響が出るのではと不安が大きくなって、さらに目が覚めてしまい眠くなくなるという悪循環に陥ります。
さらに、年齢を重ねると睡眠自体がだんだんと浅くなり夜中に目覚めやすくなります。
日本人の成人の不眠で、このような「中途覚醒」と言われる不眠が最も多く、中高年・高齢者に多くみられるといわれています。
それでは、毎度同じ時間に目が覚めてしまうときの対処法についてお伝えしていきましょう。
時計を伏せて寝よう
夜中に目が覚めたとき、「いま何時かな?」と時計を確認していませんか?
さらに毎回、同じ時間に目が覚めると、「あーまたこの時間か」と思いませんか。
夜中に時間を確認したところで、何が急ぎの用事があるわけでもないのに、私たちは不思議と夜中に目が覚めると時計を見てしまいます。
実はこの習慣が、私たちの脳に無意識に “夜中〇時に目が覚める”を覚えさせてしまっているのです。
眠る前に、時計は伏せて、途中で目が覚めたときは「(今が何時であっても)〇時に起きる」と唱えて再び眠ってみましょう。
この方法は”自己覚醒法”と呼ばれていて、私たちの脳にある、自ら時間通りに目覚めさせる便利なシステムを効率的に使う方法です。
この方法は、繰り返しの練習が必要です。
しかし、変化は少しずつ訪れます。ぜひ、毎晩繰り返しやってみてください。
食事、運動と並んで、睡眠も生活習慣の一つです
夜中に何度も目が覚めて、眠れていないから休養が取れていない、家に帰ってソファで少し寝よう、と寝落ちをしてしまうと、かえって体内リズムが乱れ、夜の睡眠の質が落ちてしまいます。
途中で目が覚めることなく、ぐっすり眠るため、睡眠の質を上げましょう。
睡眠習慣は人それぞれです。
睡眠の質を上げるため方法をいくつかをお伝えします。
できそうなことを試してみてください。
- 朝起きたら日の光を浴びて体内時計をリセットする
- 朝食と昼食をきちんと摂る
- 昼間の仮眠は15時までに済ませる
- 軽く汗をかく程度の運動を夕方にする
- 夕方以降は明るすぎる部屋に居るのはやめる
- 眠くなってからベッドに入る
- 考え事が多い時は耳から上の頭を冷やす
- 眠ろうと意気込まず、時計を見ないようにする
季節の変わり目だからこそ良い睡眠習慣を
低血糖の状態は、悪夢を見やすくすると言われています。
低血糖な状態が続くと、血糖値を上げようとし、交感神経が興奮してしまうからです。
脳も身体も興奮した状態で眠ると、悪夢を見たり、筋肉のこわばりや歯ぎしりが起きて、 目が覚めた時の疲労感につながります。
夜間の低血糖を防ぐために、夕食を抜くことなく、糖質(ご飯やパン、たんぱく質や甘いもの等)を減らしましょう。
