健康【コラム】

そのやり方、間違っていませんか?効果的なダイエットの基本

ダイエットをして体重は減ったのですが、体型は前と変わりません。逆に疲れやすくなったり、おなかの調子が悪くなってしまいました。何か良い方法はありませんか?

ダイエットの基本は「食事」+「運動」です。
どちらかに偏ると不調が出やすくなります。

食べなければダイエットできる?

ダイエットと聞けば多くの方が食事量を減らすということを思い浮かべるかと思います。
しかし、食べなければダイエットできるか?と聞かれると答えは「×」です。
これは次の3つの理由によります。

① リバウンドしやすくなる
② 体の不調がでやすくなる
③ 筋肉が減ってしまう

食べなければ一時的に体重は減りますが、逆に言うと食事を戻せばすぐに体重は元に戻ってしまいます。
また、栄養が偏ったりエネルギーが足りないと疲れやすくなったり、免疫力が低下し風邪をひきやすくなってしまいます。
仕事にも影響を与えてしまう可能性が大いにあります。

そして最大のデメリットは筋肉が減ってしまうということです。
食事量が減り適切なエネルギー量が確保できないと、体は必要なエネルギーを得るために筋肉を分解していきます。
そのため筋肉量が減少し基礎代謝がダウンしてしまいます。
エネルギーをため込みやすく太りやすいからだができてしまいます。

運動さえしていれば、食事は気にしなくていい?

答えは「△」です。
「たくさん食べてたくさん運動する」は大きな体を作るためには適していますが、ダイエットにはやや不向きです。
運動で消費できるエネルギーは食事でカットできるカロリーにくらべるととても少ないのです。
それでは、どのような運動が効果的か見ていきましょう。

【ダイエットに適した運動の種類】

効果が得られやすいのは、筋トレをした後に有酸素運動を取り入れる方法です。
しかし、運動習慣がない人などは無理をせず、日常生活で「動く」という動作を増やすことをまず目標にしてみてください。
たとえば、エレベーターではなく階段をつかったり、ストレッチを取り入れたり、姿勢を意識したり……など。

自分の理想の体型を目指して

身体を整える基本は上記でもお伝えしたように、「食事」「運動」です。
今の自分に足りないものはないかを見つけて、それを補うためにはどうすればよいかを考えていただければと思います。

ABOUT ME
【保健師】砂川 菜美
行政保健師として、乳児から高齢者まで幅広い世代の方々の健康に携わる中で、働く世代の健康増進の難しさと重要性を感じ、現在は産業保健師として活動しています。 健診事後措置や面談などの基本業務はもちろん、健康管理体制構築サポートや健康セミナーなど多方面で活動中。これまでの経験を活かし、それぞれのライフスタイルに寄り添った情報提供を行ってまいります。 【保有資格】看護師、保健師、第一種衛生管理者、健康運動指導士、人間ドック健診情報管理指導士、NARD JAPAN認定アロマアドバイザー 【ドクタートラストの保健師サービスへのお問い合わせはこちら】 【ドクタートラストへの取材、記事協力依頼などはこちらからお願いします】