最近疲れやすくなりました。なかなか疲れが取れにくくなってきたのですが、年のせいでしょうか?
疲れにも、休めば回復する疲れと、疾患が原因となっているためにずっと取れない疲れがあります。疲れがなかなか取れないときは、疾患が潜んでいないか一度調べてみることをおすすめします。
若いときは疲れてもすぐに回復したのに、年だから疲れが取れにくくなったのかな…と感じている方は多いのではないでしょうか。しかし、ただ単に年齢だけが疲れにくくさせたり、体力の衰えやストレスによるものだけではないことをご存知ですか。
では、どういったものが疲れをもたらすのかを見てみましょう。
疲れは、体力・ストレス以外にも原因がある?!
- 感染症などによる発熱や慢性的な炎症性疾患
感染することで発熱を伴い、必要以上に体が熱を下げるために活動的になることで、疲れを感じます。
また、慢性的な炎症性疾患では老廃物が体にたまり、排せつできないことにより老廃物の影響でだるさを感じたりします。 - 身体の低酸素状態:貧血・心疾患・肺疾患など
低酸素状態を伴うことで、身体に十分な酸素を送ることができなくなり、心拍数の増加に繋がり、運動した人と同じくらいの状態になることで疲労感を感じます。 - 低血圧
血圧が低い方は、疲労を感じやすく、起きるのが辛かったり、低血圧に伴う頭痛や肩こり、耳鳴りや吐き気、発汗、動悸などの症状が出る方がいます。 - ホルモンバランスの乱れ:更年期障害や、糖尿病、甲状腺機能低下症など
人体にあるホルモンは、ある一定のバランスを保ちながら分泌されています。
しかし、そのバランスが崩れることで、疲労感を伴うホルモンがあるのです。
更年期障害は女性だけでなく男性も起こり得ます。更年期に入るとホルモンのバランスが崩れるため、疲労感を感じやすくなります。糖尿病はインスリンというホルモンの減少や分泌自体がないことで疲労を感じやすくなります。
甲状腺機能低下症も同様に甲状腺ホルモンというホルモンが低下することにより、疲労を感じます。 - 低栄養、電解質のバランスの乱れ
食事をすることで生命を維持しているのが私たち生物です。
空腹時を思い出すと分かりやすいかと思いますが、空腹だと活動が低下し、だるく感じることが多いのではないでしょうか。栄養不足・低栄養の状態は疲労を感じやすくなります。
また、電解質(ナトリウムやカリウム、カルシウムなど)はホルモン同様、体内で一定のバランスが保たれています。
そのため、バランスが崩れ、増減があることで疲労を感じやすくなります。 - アルコール中毒を含む薬物中毒
アルコールや薬物などの中毒は、接種しているときは疲労を感じないことが多いですが、接種し、その効果が切れたときに疲労をドッと感じることがあります。
例えると二日酔いの日のような感覚というところでしょうか。
どういった症状がある?
疲労とは言ったものの、症状はどのようなものがあるか、気になる方もいるかもしれません。
下記のような症状がある方は慢性疲労の可能性があります。
- 倦怠感が強く、生活に支障がある
- ちょっとの活動で息が上がりやすい
- 眠れない、眠りが浅い、寝た気がしない
- 急にふらつくことがある
- ぼーっとすることがある
- 考えることや判断をすることが難しいと感じる
どうやって改善したらいいの?
まず、筋肉痛などの疲労じゃないかも?と感じた場合は、病院を受診し、検査をしてもらいましょう。
検査によって異常がないと判断された場合には、ご自身の生活習慣を見直してみるのが良いかもしれません。
生活習慣の見直しとは ①食事 ②運動 ③睡眠 の3つのバランスです。
他に異常がない場合は、そのバランスが崩れており、身体に影響を与えているかもしれません。
また、生活習慣の乱れに特に関与してくるのがホルモンや電解質のバランス、栄養不足などです。
しっかりと予防して、疲労の少ない生活をしていきましょう!
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