頭痛にも色々あると耳にしたことがあります。具体的にどのようなものがあり、対処方法に違いはあるのでしょうか?
頭痛は、大きく分けて「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発頭痛」があります。
緊張型頭痛
<主な症状>
緊張型頭痛とは、日本人の頭痛の約7~8割を占めています。
症状は後頭部から首筋にかけて、ヘルメットなどで絞めつけられたような痛みです。
<考えられる原因>
長時間同じ姿勢でのデスクワークやパソコン操作での強い眼精疲労、ストレスなどにより肩や首の筋肉の緊張から起こります。
<おすすめの対処法>
首や肩のストレッチ、湯船につかる、肩や背中を蒸しタイルで温めるなどが効果的です。
筋肉の緊張をほぐしましょう。
片頭痛
<主な症状>
緊張型頭痛の次に多いのがこの片頭痛です。
女性に多いといわれており、症状はこめかみの片側または両側がズキズキやドクンドクンと脈打つように痛むのが特徴的です。
<考えられる原因>
はっきりと解明されていませんが、頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こすことにより頭痛が出現する可能性があると考えられています。
<おすすめの対処法>
痛みが強い時は周囲の音や光などに敏感になりやすいので、暗く静かな場所で休みましょう。また、ほぐしたり温める緊張型頭痛とは反対に、痛むところを濡れタオルや冷たいペットボトルなどで冷やすことにより痛みが和らぐことがあります。
群発頭痛
<主な症状>
男性に多くみられる頭痛です。
症状は、2~3週間から長くて2カ月程、毎日一定の時間に目の奥とその周辺に強い痛みがあります。
また、涙や鼻水、充血などを伴うのも他の2つの頭痛ではみられない症状です。
そして、その後、半年~数年経って再び同じような痛みがはじまります。
<考えられる原因>
原因ははっきりと解明されていませんが、目の後ろを通っている太い血管が拡張して炎症が起きることにより、頭痛が出現するのではないかと考えられています。
<おすすめの対処法>
専門医への受診、禁煙・禁酒などが挙げられます。
以上、3つの頭痛についてご説明しましたが、頭痛が続く場合は、他の病気が隠れている可能性もありますので、病院への受診をお勧めします。
